いきものの命を食らう行為 (『ダンジョン飯』8巻)
『ダンジョン飯』8巻を読みました。
以下、ネタバレを含む感想です。
「他の生物に消化された肉は自己を失う それはこの生と死が曖昧な迷宮の中で 唯一明確な掟なのだと思う」(九井 諒子『ダンジョン飯 8』 P84)
・キメラと化したファリンを救う方法が見えてきた。「食う」という行為の根源的な力に気付かさせられて少しぞっとしたけど、安定のライオス。
・チェンジリングで別種族になったときの種族ごとの特徴がおもしろかった。頑丈だけど疲れやすいドワーフ、目や耳がよく器用なハーフフット。トールマンなんか特徴がなくてつまらない、とライオスは嘆いていたけど、別人種から見れば際立った特徴があったりする。自分と対角線に立つ相手の目線を想像するのは難しい。
・カナリア隊のやけに殺伐とした雰囲気は気になっていたけど、古代魔術に関わった犯罪者集団だったのか。黒魔術やエルフとドワーフの戦争について今後明かされるのかな。
・カブルーの特長は「観察力」「コミュニケーション能力」「交渉術」。就活に強そう。
・3児の父、チルチャック……。トールマン目線で見るとちっちゃくてかわいいこどもだけど、中身はトールマンに変化したときの見た目で想像した方がいいんだろうな。
・ハーフフットになったセンシがかわいい。とてもかわいい。
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