『自分らしく生きるコト』教えてくれたのは、Cyndi Lauperさんだった。
初めて買った〝洋楽〟のCDが、Cyndi LauperのTwelve Deadly Cyns...and Then Someというベストアルバム。
思春期真っ只中の時代。購入キッカケは、恐らく「Girls Just Want to Have Fun」を聴きたかったからじゃないかと思う。一度は、耳にした事のある方も多いかと。
ジャケットも気に入っている理由のひとつ。鮮やかな赤とシンディーの個性が、嫌味なく。屈託のない、彼女らしさが溢れている様に思う。
因みに、このアルバムと一緒に、サイモン&ガーファンクルのアルバムも購入している。こちらは、人気のあったドラマの主題歌になっていたと記憶する。
当時は、どちらもよく聴いていた。しかも、音痴である事は百も承知だけど、なんとか歌える様になりたくて、歌詞カードを見ながら、こそこそと一緒に歌った。
あれから数十年。今でも、変わらず好きなアーティスト。家事をしながら、ひと息つきながら、全てが寝静まった深夜に、ひとり聴いている。
時代のおかげで、手軽に観れる様になったMVも、ありがたく拝見させて頂く。何がありがたいかって、MVのおかげで、歌に込められた意味だとか、世界観が身近に感じられるから。
「Girls Just Want to Have Fun」はもちろん、どの曲もそれぞれの魅力があって、これが一番好き!とは選べないものの「Time after time」は、誰かを想うコトの切なさの様なものを感じて、何度も何度も聴き込んだ。
といっても、自分と重ねていたわけではなく、妄想世界に浸るためにといった感覚だろうか。
この曲は、映画「ダンシングヒーロー」の挿入歌にもなっている。主人公がヒロインと、ビルの屋上で〝自分たち〟のダンスを踊るシーンで。
長い間、彼女の歌を聴き続けているけれど、ごく最近になってハッとした。
粒ぞろいの曲が満載のこのアルバムを通して聴くと…『自分らしく生きるコト以外に何の意味があるの?』と、問われる気がしてならない。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?