見出し画像

【ルーンテラ】初心者向けパスすべきタイミング講座

どうもハリーです。今回はルーンテラで勝つために重要なテクニック「パス」について書いていこうと思います。「そもそもパスとは何か?」については過去の記事で紹介しています。要約すると、「手を渡して相手の出方を見てから自分も動く」プレイが重要だという話です。

今回の記事では、実際の試合を見ながら「ここはパスすべきタイミングだよ」っていうのをお伝えしていきます。長らくルーンテラをやってる人にとっては当たり前の内容になりますが、

ということなので、初心者の方向けに色々書いていこうと思います。よかったら読んでみてください。

オープンパス

実際の試合は14:40から

海外の有名プレイヤー、MajiinBae氏の動画から。相手はジリアンエコーのアグロデッキ。ラウンド開始時に彼はパスを選択しました。

これに対して相手がユニットを出してきたら無防備が付与されるので、こちらの3/1か2/2の好きな方で倒しにいけます。逆に相手もパスしてきたら、それはそれで全然OKです。なぜならこちら側にとっても好都合だからです。

それを説明するためにへんみさんの名記事、「底辺マスターのルーンテラ講座 ①攻めるべきか、守るべきか、それが問題だ」の一部を引用します。


 ・攻め/守りの判断でプレイはどう変わるの?

A.ケースバイケース

一般的には、

・攻めようと思ったら

- 有利なユニットのトレードをするよりも、相手のネクサスに打点を通すことを意識する

- こちらの手札や相手のデッキなどから、何ラウンド目までに勝てばいいかを判断し、どのようにプレイすればそこまでにネクサスを削り切れるかを計算する

- こちらのネクサスの体力を高く保つ必要はない ネクサスの体力をリソースとして活用する(ラボのPvEではないのでゲーム終了時にこちらのネクサスが1だろうが20だろうが関係ない)

・守ろうと思ったら

- とりあえずパスをする(お互い何もせず試合が長引けばこちらが有利になるため)

- ネクサスの体力を高めに保つ

・で、攻め/守りの判断ってどうやってするの?

A.ケースバイケース

1. デッキ相性から判断する

デッキには基本的に「理想的な展開ではこのラウンドまでに勝つ」という大体の目安があります。アグロならアタックトークン2~3回、ミッドレンジならアタックトークン3~5回、コンボ/コントロールはものによりけりですがさらに遅いのが基本でしょうか。この勝利ラウンド目安が遅い方が守り側、早い方が攻め側になることが多いです。

最後の「勝利ラウンド目安が遅い方が守り側、早い方が攻め側になることが多い」を基準に考えると、ジリアンゼラスが守り側となります。

守りを意識してとりあえずパスをする(お互い何もせず試合が長引けばこちらが有利になるため)のが正着という場面は結構多いです。

ラウンドが進むと使えるマナの数が増えるので、試合が長引けば長引くほど守り側が優位に立てます。そのメリットを享受するためにオープンパスを使います。様子見と時間稼ぎが同時にできる一手。

相手がアタックするまでパス

実際の試合は1:18:00から

「Mastering Runeterra Championship」という大会からの1コマ。ここでパスを押し、相手がアタックしてきたら蝕む嘆きを使うプランです。

ポイントは、相手がアタックをしてくるまで蝕む嘆きを使わずにパスを押し続けることです。相手はまだ5マナ分のユニットを置けるので、いま嘆きを使うと、新たなユニットを次々と召喚されてからアタックされる可能性があります。

もし相手がパスで返してくるなら相手はアタック権を放棄することになるので、事実上ダークネス側は自身のライフを守れることになります。つまり、ここでのパスは守備に優れたパスなのです。

というわけで、相手の4/2召喚に対してもパス。試合が長引けば長引くほどダークネス側が有利になるので、ドレイヴンランブル側は「何かスペルを使われるはずだ」と思いながらアタックに行かざるを得ません。

そのアタックに合わせてこちらは嘆きとダークネスを使用。相手ユニットを壊滅させながら自身のライフを守ることに成功しました。

アタックによる擬似的なパス

Weekly Trend Cup vol.50から。Round7開始時に即アタック(オープンアタック)をしています。これによって行動権が相手に渡ります。

パスはしたくないけど相手から動いてもらった後に動きたい場合は、アタックによる擬似的なパスが有効です。

似たような動きは他にもあって、

①  1コストユニットを召喚して擬似的なパスをする
②  バーストスペルを使用してパスボタンを押す
      (バーストパス)

といった具合に、最小限のマナ消費で相手に手を渡すのも擬似的なパスと言えるでしょう。

追記
2022年4月26日適用のパッチ3.6.0でバーストパスは廃止されました。

②の例としては、秘密の通り道や流言といったドローできるスペルを使ってからパスを押す動きが挙げられます。

オープンアタックを強要させるパス

りっくさんの配信から。手札に復讐を構えながらパスを選択。ここで相手がユニットを置くなら破滅。パスなら次ラウンドのオープンアタックで復讐を打ち、ライフへのダメージを0にできます。

こんな感じですね。

かといってオープンアタックせずにユニットを展開すると、そのタイミングで破滅を打たれるリスクがあります。つまりシヴァーナ側はリスク回避でオープンアタックに行かざるを得ませんが、盤面にユニットが少ないため相手のライフを削ることが難しいのです。

破滅や雪崩といった全体除去をちらつかせながら相手にオープンアタックを強要させるパスは、コントロール系のデッキを使う上で重要となります。

拒絶を構えるパス

実際の試合は44:05から

MajiinBae氏の別の動画から。ここはカルマを置きたくなる場面ですが、グッと我慢してパス。なぜかというと相手のゴールデンイージスを打ち消すために拒絶が打てる4マナを残さないといけないからです。

もし相手が何かをプレイして3マナ以下(ゴールデンイージスが打てない状態)になったら、こちらはカルマを召喚します。そのマナを残すために、4コストのランドマークすら置かずにパスを選択するのです。

まさにルーンテラ特有の駆け引き。こうしたマナ計算が勝つための秘訣です。

おまけ

へんみさんのツイートより。相手が静寂を使えるターゴンの場合、FTR側は0マナの状態でアタックすると手痛いカウンターをもらう恐れがあります。

なのでここは我慢のパスをして、静寂を打たれても復讐その他で反撃できるマナを持ってからアタック(次の次のラウンドでアタック)するのが重要です。

おわりに

いかがでしたか?  パスすべきタイミングはコツさえ掴めばわかってきますので、ぜひこの記事を繰り返し読み、余裕があったらリンクを貼った動画もご覧になってください。

特にへんみさんの記事とりっくさんの動画はマジで勉強になるので要チェックです。

りっくさんはTwitchの配信だけでなくYouTubeでも動画を投稿されていて、そちらもメチャクチャ面白かったのでリンクを貼っておきます。

それでは次回をお楽しみに!!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?