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皐月十六日 庭の花

 うちには狭小ながらそこそこの種類が植えてある(もしくは自生している)庭がありまして、それなりに四季折々の顔を見せてくれます。
 早春はボケぐらいしかないものの、中春になると花桃、ユキヤナギ、コデマリといった樹花に始まり、やがて母子草、ハルジオン、ヒメジオン、ペラペラヨメナ、マツバウンランなどの雑草花がやりたい放題に咲き誇り、ちょっとした野生の花園の顔を見せてくれるわけです。これはこれで結構好きなので、あえて抜かずに生やしていたり。
 それに加え、今年からはハーブの花も楽しめるようになりました。片隅に作ったハーブ畑で、無事花が咲いたんです。
 今、花をつけているのはイタリアンパセリ、タイム、セージ、ラベンダー、蚊嫌草といったところでしょうか。すべて花を楽しむタイプの品種ではありませんが、咲くと愛らしく、ブーケにすると初夏の色を見せてくれます。香りもなかなかのものです。
 また、花の利用も楽しいところ。
 ラベンダーのドライフラワーなんかは定番ですが、ドクダミも結構使えます。たぶん、あと数日で開花するはず。そうしたら花を摘み、アルコールにつけてチンキにしないといけません。ドクダミ、生のうちはあんなにくさいくせに、チンキにすると実にいい香りがするんです。市販の無香料の化粧水と混ぜて、オリジナルの化粧水にしたりと、案外楽しいものですよ。

 ま、こんな風に書くといかにも優雅なガーデンライフですが、基本放置なのでとてもじゃないけど人様にお見せできる状態ではない、というのだけは申し添えておきます。

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