マガジンのカバー画像

なんちゃっていねい生活 都会に近い田舎に住もう

259
関東の小都市・神奈川県横須賀市在住の文筆家が、なんちゃってな「ていねい生活」の日々を綴ります。スキやシェアしてもらうと面白いことがあるかも!
運営しているクリエイター

2023年1月の記事一覧

有栖川有栖『濱地健三郎の幽たる事件簿』文庫解説執筆

 寒い日々が続いております。みなさんいかがお過ごしでしょうか。  大寒波来襲の今、本当なら読んだだけで暖かくなるような本を取り上げるべきなのでしょうが、読んだら体感温度がますます下がりそうな小説の文庫化に際し、解説を執筆したのでそちらのお知らせをいたします。ごめんあそばせ。  タイトルは『濱地健三郎の幽たる事件簿』。作者は新本格ミステリーの大御所・有栖川有栖さんです。  単行本と文庫を併せて全部で三冊出ている本シリーズ、最大の特徴は怪談と本格ミステリーの融合にあります。  

目は大切に

 十数年ぶりに眼鏡を新調することにしました。  とはいえ老眼鏡ではありません。近視矯正眼鏡を、仕事用と外出用で分けることにしました。もちろん老眼も出ているけれど、今はまだなんとかなる。それよりも仕事中の眼精疲労がどうしようもなくなったんですね。  私の視力は両目とも0.05以下、左目は軽い乱視があります。そのせいで裸眼で見た時の世界はすべてが曖昧、境界があやふや、欧州古典絵画のように輪郭線がありません。こんな世界もおもしろいといえばおもしろいんだけど、やはり不便です。それにバ

大阪から金沢経由で横須賀へ

 先週、ちらちらアップしていた画像、「どこでしょう?」と問うたままになっていました。失敬。答えは上の通りでございます。今回の旅は珍しく友人と二人のプライベート旅行で取材目的ではなかったのですが、結果的に取材になってしまうのは職業病というべきか。新企画の種を拾うことになりましたよ。  とはいえ、主目的が「金沢冬のグルメ満喫」であることには代わりありません。近江町市場のキッチンがある宿を借りて、昼はお寿司、夜は蟹道楽でした。 持つべきはお料理すること食べることが何より好きな友人

ダ・ヴィンチ2月号を購入した方はちょっと見てみて

 今月10日発売の「ダ・ヴィンチ 2月号」を購入した方は170ページの「本棚探偵」コーナーを開いてみてください。  今回は宇佐美まことさんの本棚が紹介されているのですが、そこには……。  ちょびっとだけ紹介。いや、本当にありがたいです。宇佐美さんの本棚の全容を知りたければお買い物求めのほど!

【告知】「小説新潮」に短文エッセイを寄稿

 なにやら閑中忙ありみたいな日々で、なかなか投稿できませんでした。  やっと再開できそうです。  さて、昨日発売の「小説新潮」誌にエッセイを寄稿しています。  「私の相棒」というお題で、ちょっとばっかしエモいような、貧乏くさいような話を書いております。  どんな内容かって? それは読んでのお楽しみ。ヒントはトップ画像です。  一ヶ月後にはWEBで公開されるとのことですが、よかったらご購読ください。若林踏さんによる「ミステリ・ランキング完全ガイド」がなかなかおもしろうございま

冬旅その一

 さて。どこでしょう。  答えは明日。

ぬこ

伸びてます。 尻尾を踏まれてオコ中 撮影拒否の構え

冬休み

 猫に塩対応されながらの冬休みです。

大阪グルメ

*このエントリ、なぜかよく見てもらっているようなのでお店情報を追加しました。(2023/1/20) トップ画像は阪神百貨店のイカ焼き。 551で点心。(伊丹空港店) 河内鴨の鍋。難波葱と芹が相方です。堺の山椒がいいしごとをしていました。 ファーブルトンというお菓子。不思議な食感だけど美味しかった。大阪のパティシエは優秀だ。 うどん天国では、すうどんが鉄板。 オーガニックでもちゃんと美味しい。それが大阪クオリティ。 お洒落な店でもちゃんと美味しい。それが大阪クオリ

ゑべっさんにご挨拶

 昨日はアカルヒメにお礼参りしましたが、本日はゑべっさんに連載終了のご挨拶をしてきました。  ただしお宮さんは今宮でも西宮でもなくなぜか神戸の生田神社。  昨年は今宮戎神社の十日戎だったので場所は違うものの、神社はクラウドサービスのようなものだと思えば問題ないでしょう。  ところで昨日と今日、寺と神社それぞれでおみくじを引いたのですが、なんとどちらも大吉でした。  仏様と神様、両方からお墨付きをもらったようでこいつぁ春から縁起がいいや。  ただしどっちも商売に関するお告

アカルヒメにご挨拶

 「ひねくれ日本神話考」連載終了のご挨拶をしに赤留比売神社に行ってきました。  大阪市平野区にあるこの神社、三十歩神社とも呼ばれています。  訪れる人も少なく、おかげで閑静な環境でお参りできます。由緒はとても正しいんですけどね。  美しい女神が土地に鎮まっておられるなんて浪漫があります。  あ、トップは神社とは関係ないのであしからず!

西へ

 今年の飛び初めです。

人日の節句と清絢『日本を味わう366日の旬のもの図鑑』

 本日は七草粥の日ですね。もちろん食しました。  居住する三浦半島は畑作が盛んで、スーパーなどで出回る七草セットも三浦半島産のものが多く出回っているようです。年末には七草セットをセッティングするバイトなんてのもあるそうで、いつかやりたいなと思っています。  さて、清絢さん著『日本を味わう366日の旬のもの図鑑』は私のように食べ物で季節を感じたい(もしくは食べ物でしか感じないともいう)人間にはもってこいの一冊です。  日毎にその時期の旬の食材や行事食などがオールカラーの美し

今週何読んだ? (12/23~1/5)

 年末はバタバタで書いていなかったので二週分まとめて。忙しなかったせいで一週分ぐらいの冊数しかありませんが。 12月23日(金) 24(土)  再読。仕事の関係で一気読み。史実の使い方がめちゃくちゃ上手いですよね。トリビア的エピソードをそれで終わらせず、ストーリーの根幹に組み込んでくるのは力技以外の何者でもない。よしながふみさんはまちがいなく天才的ストーリーテラーだと思います。 12月25日(日)  ベタなんですが、毎年クリスマス当日に手に取ることにしています。物書きとし