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(12/3追記)FC本部元SVがタイミーMASTERグレード獲得までに見てきたもの

 今年(2023年)5月からタイミーを始めたミドル後半です。

 他のアプリ含めて、単発アプリから飲食(キッチン・ホール)、スーパー陳列、イベント、プール監視、運転、運搬、事務。コンビニレジや専門職(ヘアカット等)以外はひととおり経験しました。

 9月にはMASTERグレードに。

私の経験値と現在のグレード。意外とあっさりMASTER到達。


 そんな私がタイミーを語るエントリーを提供いたします。

 初回の今回は、ワーカーを迷うあなた(と利用を迷う企業管理者のあなた)に向けた内容です。想定ワーカー年齢層はミドル層です。私にもできるかな…と思っている方に、「どうやれば私にもできるのか」という課題感とご自身の気力体力と向き合っていただく契機となれば幸いです。質問コメント歓迎。

 なお、ワーカー登録手続きはそこで迷う人では先が思いやられるため、自力で乗り越えてくださいね。そこをご支援したいわけではなく、それぐらいは自力で乗り越えられる、しかし実際に働くとなると不安だ、というあなたなら絶対に役立ちます。
 若い人は迷ってこんなところに行きついてないで、体力と勢いでチャレンジ1年生!ですよ。頑張って一歩を早めに踏み出してくださいね。


 また、採用企業さまは、他の方のエントリをまとめておきますので、こちらも見てお早目に利用を進めてくださいね。

 

上記が見る価値の高いエントリーだと思いますし、これだけでも十分かと考えています。
 賛同する意見ばかりで、私が同様の記事を書くよりもご紹介させていただきました。

 なお、こちらをご覧いただいたお礼として、企業の方には一つ情報を。
クリスマスから年末戦線に向けての採用は既に激化しており、首都圏では定期アルバイトのシフトインが薄い状況を見越して、早くも時給¥100アップしタイミーで募集をかけ始めています。現在通常時給での募集で人員を確保できたつもりでも、思わぬキャンセルは容易に予想がつきます。
 コロナ禍明けインバウンドもある中久々の超繁忙期がやってきます。お早目に時給アップの稟議を組織内でとっておきましょう!
そのうえで早めにタイミー活用し高時給募集をされておくことをお勧めします。

私のタイミーワーク概要

・タイミーに行きついた経緯

 私は昨年(2022年)、当時30年勤務した企業を早期退職し、ミドルノマドの末端で生息するフリーランスです。企業での勤務経験はほかのエントリーでUPしてますのでここでは詳細は割愛しますが、グループ企業にいた中でグロービスでMBAマーケ・経営学位取得、直後にグループ内希望出向制度で応募し6倍の枠をくぐり抜け子会社FCでSVを経験、その後広報・SNS系マーケティング民間講座受講などを経て22年会社の早期退職制度を活用し独立しました。
 今は大学教授秘書・非常勤職員(講師ではない)時々ドクター往診ドライバー、個人事業主伴走型コンサル、英語圏ワークで$給与をいただくUpworkの案件を仕事にしてます。
 Upworkに関しては、国内初の書籍を発行した著者の伴走型コンサルをし、今夏に「Upworkers Japan」というコミュニティを開設、コミュニティマネージャーもさせていただいています。


 ここ1年半ぐらいのことを簡単に振り返ります。
 昨年フリーになってからは即転職はせず、失業保険をいただきながらゆっくり静養し、いったん仕事は何もしないでいました。市議会傍聴などで一時期ライターの仕事に熱い気持ちで取り組んでましたが、秋風吹く頃になりそれにも熱意が薄れ、人とのかかわりを少し増やしたくなり職探しを開始。近所の大学に応募しマグレで採用され勤務を開始、同時期にその他の上記勤務を併行して始めました。
 このときはまだ失業保険がもらえるときでしたので、無理してタイミーワークという発想は正直0でした。
 失業保険の切れた今年4月に他の仕事を探し始め、そこまで行ってきたことを辞めずに続けられ、かつノマド生活に親和性の高い仕事として、タイミーに行きついた感じです。上記業務と併せて不定期に応募し現場に出ています。
 なお、このような不安定な生活ですので、家族からの完全理解は得られていません。ですが私は我が家のサンジとして尊敬され、常に家族においしい食事を提供できる発想力と腕と調達力(地元直売所とのリレーション)を持っているので崇められ何とか続けられています。12/3の今日は無農薬の「ヤーコン」「京イモ」「赤唐辛子」を100円ずつでGETです。夜が待ち遠しいぜ。

・経験したタイミーワークの業種別分類

 5月から始めたタイミーでの業種別就労先は以下の通りです。

業種別就労件数と割合(計47回)

 圧倒的に宿泊・飲食サービス業が多いですね。
うち33件は飲食店業務、さらにその約半数が洗い場メインとなってます。
 5月に始めるまでは、飲食店の厨房と言えば学生時代にやったバイトで、品のない声で挨拶し、包丁を突き付けられて指導された(実話)経験ぐらいしかなく、正直ハラスメントの蔓延する職場という偏見しかなかったです。
 しかし、実際に働いてみると、今や飲食は(タイミーで入る分には)かなりのホワイト職場になっていて安心しました。

ワーカー視点でのタイミーアプリの特性

 タイミーはワーカーは基本、スマホアプリでの操作になっていますので、アプリを前提としご紹介します。
※企業側ではWeb管理・スマホ管理どちらもあります。

・超単純な画面遷移でゼロストレス

 Note内でタイミーワークのエントリーをしている方を見ると、ベンチャー経営者でとてつもない経歴や企業コンサルをされている方か、単なるワーク履歴の備忘録的なエントリーの両極端に分かれており、私ぐらいの立ち位置でいる方はあまり見ません。当然前者に属する方は私ごときヨチヨチ歩きのコンサル程度ではないスキルを発揮されていそうなエネルギーを感じるとともに立派な分析をされていますし、後者に属する方はコメントしづらいエントリーも見られます。
 ただ、タイミーの凄いところは、どのようなスキルを持つワーカーにとっても、「使いづらい」という声が皆無。誰にも最も簡単に最短で業務確定、となるような画面遷移の設計・搭載をされているところ。
 「おお、そこわかってくれているか」と思われた中の人!他のアプリを月1程度使いますが、まったく操作感が違ってロスが多く参ってます。その点、貴社のアプリにはいつも感謝しておりますぞ。
 この設計に関しては、公式ではそれほど強調されていません。 

 しかし社長のコメントや上記のハイスキル経営者の方のエントリーでもたびたび見られたお話になります。
 最新のNote内で探したらこちらの記事を発見しました。

導入する企業にとっても、仕事を探している方にとっても、

1タップでも少なく、

手続きを一番楽に、

それぞれの痒い所に手が届く。

織田さんのエントリより。織田さん仲良くしましょう。

 この観点での開発がもっと特徴的なアプリだと思います。
 ちなみにこのような観点を「オペレーションエクセレント」と言うのをこの記事で初めて知りました。織田さんありがとうです。
※一方で、興行・イベント業の雇用に関して掲載が時折ありますが、このコンセプトにハマらない先方企業でのアプリや電話・メールによる連絡を強いられます。ルールにハマらない募集形態の企業に関しては掲載しないで欲しいと強く感じます。

・ワーカー側の最低限の自己管理は必要

 一方で当然ですが、ワーカー側の観点として、タップ数が少ない簡易性は、ワーカー側の雇用契約確認や、雇用に関する最低限のコミュニケーションスキルが省かれるわけではないという点は理解したほうがいいです。
 契約であることへの理解をしながら進めていく、時間管理を徹底し安易なキャンセルはしない、契約内容にある企業側からの必要スキルは確認する、制服サイズの連絡等は申込直後に行う等は、ワーカー側の自らの価値を低下させない最低限の行動です。
 記載されていることは概ね守りましょう。
 一つだけ賛同しかねることが、未だに「雇用時間10分前には必ず店舗着」のような記載です。そこでの拘束時間が発生する場合は、その10分前が雇用時間に含まれる必要があるのが今の時代の雇用だと確信しています。労基法上ではグレーではなくアウトで、特に飲食に多いこの記載。せめて「お願い」にとどめるべきだと強く思っています。
 私はこの記載に該当する行動は自然に取ってますが、オフィスワーカーの経験者は多くが「ログインやタイムカードによる1分単位でのシフト」を経験している時代ですので、現場が早く対応するようにタイミー本部からの指針が示される(店舗への教育が進む)ことを願ってます。
 ※タイミーからやや外れますが、このようなワーカー側に慣例的な行動を強いている点に対し、法的にどうかという点を理解しつつも、お店事情を考慮し協力するようなコミュニケーションスキルを身に着けることは結構重要なことだったりします。くれぐれも「法的にはおかしい」などと騒いだりするのはやめて、気に入らない募集にはエントリー避ける柔軟性で対応してくださいね。

・応募即業務決定で機会喪失大幅カット

 タイミーアプリの徹底的な合理化により、企業・ワーカー双方の合理化が高まってます。
 他のアプリでは、応募後に募集企業の選定が行われる場合も見られます。このスキームですと、業務開始直前に募集に気づいても、応募後不確定要素が多いために応募に躊躇し応募したくないですよね?企業側の動きを想像しても、もし応募しても見落とされたら、他のワークには申し込めないわ、待たされるわで、担当スタッフの属人性によるため大変不合理です。
 また、企業側がリードするこのスタイルは、もとより存在する日本での時間雇用者への価値観=労働力軽視、雇用企業側と被雇用者とのパワーバランス等の課題解決が放置されたスキームでもあります。
 この点、企業の目指す方向性として、募集企業とワーカーとの間に上下関係・旧来価値観による雇用関係を一切排除した点は大変素晴らしい視点だと思ってます。凄いぞタイミー。

・大半の企業で所定時間内雇用&サービス残業なし

 ここは経験則ですが、過半数の企業が終業5分~2分ぐらい前には「終業」の声がかかります。
 残業時間が自動計算(修正申請は必要)のシステム特性上、もし10分~15分程度オーバーして終業を言われた場合には、先方も修正を入れてくれと伝えてきますし、サービス残業は皆無です。過去50件で残業自体も2回程度しかありません。
 ここに関しては、旧来の価値観を持つ企業はどんどん淘汰されているか、社内文化・慣例が是正されていることを強く感じます。やっぱり凄いぞタイミー。

早上がり(シフトカット)に関する課題

 ただそんなタイミーでも一つ課題があります。
 タイミーでは「労働契約通知書」を結んで使用者である企業がワーカーである労働者を雇用します。
 労働基準法第26条では、「使用者の責に帰すべき事由による休業」の場合には、使用者は労働者に対して休業手当の支払い義務を負う旨が定められています。早上がりを含むシフトカットは会社都合によるものですので、「使用者の責に帰すべき事由による休業」に該当します。
 現状ではこの点に関して、さすがのタイミーでもシステム上での早上がりによる休業手当の算出はできない状況です。そのため、店舗稼働が受給見込み違いにより労働力過多となった場合の企業(使用者)とワーカーとの間で取れる選択肢は3つになっています。
1,シフトカット。カット分は一切支払わない。
 2,早上がりさせ定時までの勤務としての支払い
 3,暇でもシフト時間までいる。

 1は上記のとおり本来はアウトでかつ労働者側の合意が必要なのですが、当たり前のように依頼されるお店もごくまれに見られます。これ、店舗運営ですと定期アルバイトも採用しており、そこでのなあなあな慣例に基づき店舗責任者が2の選択肢はとれない場合が多い点や、店舗経営企業における労働管理教育面のレベルが低い場合に多く見られます。
 お店にとってみれば、相手が定期バイトの学生ですとこのケースは店舗独断せほぼワーカーは従うのみ、となっている様子は割と多く見られます。あ、店舗運営者の皆さま、タイミーワーカーでも見てる人は見てますので違法行為は注意ですよ!
 また、興行・イベント系の採用ですと、当たり前のように条件に記載していたりしていて驚かされます。しつこいけどこれが前提になっていることは違法行為になります。
 2はオフィス移転や運送業・引っ越しなどで多く見られます。また、興行・イベント系の例外で「待機アルバイト」で多く見られます(不足要因が出た場合にシフトに昇格する待機)。こちらも合意は必要なのですが、上がってもいいと言われて上がらない労働者は皆無でしょうからこれに関する問題はないです。
 3は普段から店舗ではこのような管理をしている場合が多いですが、労働力に余剰が出た場合にどうアルバイトを使うのかを普段から検討材料としていないほど、暇な時間というのが頻度として少ないか、衰退中で既に閉鎖候補店で合ったりするか、継続性に別の問題があるケースが見られます。
 前者ですと次回入った時に思わぬ忙しさを体験するかもしれませんので、私は積極的にコミュニケーションをとって、こちらから申告して早上がりOKと1にしてOKサインを出し、印象を高めたりしています。

 今日はこのぐらいにし、また続きを書いてみたいと思います。

 多少なりとも役だった、という場合はいいねを、お聞きになりたいことがあればXにDMをいただくと幸いです。
 店舗にシフトインさせていただき他店との比較を、等のご依頼も喜んでお受けしています。シフトは平日可能です。

ではでは。


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