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【最近のご相談】証券営業は何のプロ?

最近経営コンサル続きの村上です。

@鷺沼発
マネーコンサルティングスラッシュオー
&資産バランスプロジェクト

実は・・・から始まる話は悪い話がほとんどです。

ついこの間のこと。
どうやら、母が運用で大損しているらしい。
とメールからご連絡頂き、お会いすることとなりました。

お客さまの
「証券営業の方ってプロなんですよね?」
という言葉が印象的でした💦

というわけで、
証券営業って本当に運用のプロ?
って話です。
※最近銀行員さんも同じ傾向ですね。

早速いってみましょー

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※参考図書は「村上に1円も落としたくない方」は、スルー推奨。

証券営業の情報量

さて、証券で勤務している人は
運用に関する情報がすごいと
勘違いされている方が多いようです。

一応は、情報はあります。
しかし、幅はあっても深さはないです。

人間関係に例えると、
知り合いは多いけど、友達は少ない。
親友なんて一人もいない。

こんな感じです(笑)

A社のビジネスモデルは素晴らしくて、
中長期的には株価に~なんて話している人が、
ビジネスモデルの事はよくわかってない。
こんなことがある・・・

さらにこれを言うとビックリされるのですが、
ある商品に付随した
運用のメリットの研修はあっても、
デメリットは研修では話されません。

また、資産を増やすための研修はありません
※FP資格でも、学べません。
自分で証券アナリストを取るか、
相当量の本で学ぶしかない。
それは、全証券営業の1%程度しかいません💦

ちょっとしたことなら知っている
噂好きの人くらいのイメージが適切です。

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証券営業の情報仕入れ先

中心となるのは、 株式会社QUICKからの情報

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証券営業はこんな画面がでる端末(PC)を
一人一つ見れます。
よくある

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こんな何個もPC持ってませんからね(笑)
それと、この情報端末の情報内容ですが・・・
ネット証券の取引画面で見れる情報と大差ありません

次に、皆さんご存知日経新聞。
自社のアナリストレポート
です。

なんか特別な情報があるわけではない。

増やす勉強をするのは、1%。
情報量はみなさんと同じです。

資産を増やす足枷

偶然、増やす勉強をしている1%が
あなたの担当者になりました。
でも、まだアナタの資産を増やすには
足枷があります。

それは、営業員のノルマです。

証券の営業は「数字は人格」
というのを実現しています。
ノルマが達成できないならば、
人じゃないです。


来月がんばろー!!!
なんて会社ではないです。
当時だと、怒声なんて当たり前です。
コンプライアンス上内容は書けませんが、
察してください(笑)

さて、ノルマがあるとなぜお客さまを
儲ける事ができないのでしょう?

それは、ノルマを知る必要があります。

まず、ノルマはいくつかの種類に分けてきます。
たとえば、
・月間手数料:1,000万
・外国債券:1,000万
・投資信託:500万
・仕組債:300万
・新規開拓:1人
・資産導入:1,000万
が入社3年目くらいのノルマでしょうか。

また、自由に買えるのは株式くらいで、
外国債券、投資信託、仕組債は商品まで決まっています。
そして、毎日ノルマは消込で減らしていくため、
1日分遅れれば、
「お前どうするの?(以下コンプライアンス上省略)」
と厳しいツメが待ってます。

営業会議

ここで、ほとんとがすぐウンと言ってくれる
お客さまに電話をしてしまいます。
これじゃ儲かるわけない。

それでも動かない、出来ない場合。
他人と比較します。
「〇〇はできてるのに、お前はホントダメだなぁ。
向いてないんじゃないか?」
みたいな感じですね。
大体が病んでいきます(笑)

次に、自由に銘柄を選べる株式だろうと、
ノルマが厳しいタイミングで上昇してくれるとは
限りません

3日に1回売買を繰り返さないと、
ノルマが達成しないならば
上がってようが、下がってようが
売買してもらいます。

これが、証券で言うところの
数字を作るという作業です。

ぺんぺん草も生えませんね。
はい・・・

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その他の理由

これだけでも、十分儲けるの大変なんですが
投資信託や仕組債にも問題があります。

ここはサラっと・・

投資信託は、
1 運用会社が商品コンセプトを固め、
実際に商品の運用が可能かどうかを判断します。
※この間に実務者での会議、役員への根回し。
部門間での会議など沢山やることあります。

2 運用会社が販売会社に商品を提案します。
販売会社が商品を採用すれば、募集開始。
※販売会社(証券会社)はマーケティング部が
提案を受けることが多いです。
※当然、営業推進部、営業企画、役員など会議があります。

3 やっと販売!

という流れです。
すると、大体が流行おくれ。
だから、新しく発売の投資信託はすぐ下がるんですね。

じゃ、以前からある投資信託ならばOKかと言うと
そうでもない。それは別途。

次に仕組債
EB債などは、リスクとリターンが見合っていません。
儲かっているなら、今のうちに止めときましょう。

証券は何のプロか?-結論-

証券営業は、
個人営業であれば販売のプロです。
しかも、かなり泥臭い方ですね。

法人営業であれば、バーターのプロです。

金融としてプロなのは、日本の大手3社の一部か
外資系証券くらいではないでしょうか。
※大枠で話していますので、
個々では上記以外で優秀な人もいらっしゃいます。

ただ、噂話を良く知っているのは事実なので、
上手に使えば良いと思っています。
頼りきりになると、なかなか資産は増えないかもしれません・・・

というわけで、また(●´ω`●)

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-pagunonioi.tumblr.com-

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