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少額送金サービス「ことら」始動

スマートフォンを通じて個人間の少額送金サービス「ことら」が2022年10月11日に始まりました。相手の口座番号を知らなくても携帯の電話番号を使って、キャッシュレスアプリから直接銀行口座に無料もしくは安く送金できるようになりました。今回は「ことら」がどのようなサービスでどのようなメリットがあるかを紹介します。

🔹「ことら」とは
10万円以下の個人間送金を対象として、「ことら」に対応しているスマートフォンアプリから携帯電話番号やメールアドレスなどを使って簡単な操作で送金ができるサービスです。手数料は各金融機関が決定しますが、従来の振り込みと比べて安くなる可能性が高く、11日から加盟する20行は全て手数料が無料です。今まで、「PayPay」や「LINEペイ」といったサービスで、1円単位の無料送金ができていますが、このようなサービスの銀行バージョンです。

🔹加盟金融機関
「ことら」と接続できる銀行口座は57行約2億1000万口座と日本人口を遥かに超えるネットワークをカバーしています。

<10月11日より対応する加盟事業者一覧>

<11月24日より対応する加盟事業者一覧>

<以降に対応する加盟事業者一覧>


🔹メリット
・銀行間送金の簡略化

例えば、いままで自他の口座に送金する際は、ATMやネットバンキングで行っていたものを、
銀行アプリから本サービスを通して、電話番号やメールアドレスなどで簡単に送金が可能になります。
今まで煩わしかったお金のやり取りを、スムーズにします。

・時間の制約
従来までは銀行やATMの営業時間に左右されることが多かったと思いますが、
銀行アプリ上でいつでも取引が可能になります。

・手数料の無料化
今までは銀行間の送金は手数料が発生するケースが多かったですが、
本サービスを通じて取引を行うことで、無料もしくは格安での送金が可能になります。
また、手数料の関係で送金先の銀行を今まで気にすることがありましたが、
本サービスで繋がっている銀行は気にせずに送金できます。

・メッセージ機能
送金に対してメッセージを付けることが可能になり、
送金と同時に目的などを伝えることができます。

🔹ユースケース
・支払い等で自身の別口座にお金を移すとき
・誰かと共同で物を購入するとき
・割り勘するとき
・家族間での送金を行うとき etc.

🔹まとめ
「ことら」を利用することで、個人間送金が「より早く、より安く、より簡単」になります。まだサービスが開始したばかりで周知はされていないかもしれませんが、普及するポテンシャルは大いにあります。また、日本のメガバンクや各地域の大手銀行が主導で行っているため、今後、より多くの金融機関が参入してくると見込まれます。銀行送金に煩わしさを感じている方は是非利用してみてください。

※本記事は2022年10月16日現在、少額送金サービス「ことら」のHP(https://www.cotra.ne.jp)を参考にしています。


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