サイボウズで「学校の理想の情報共有」について先生たちと話した&キントーンでアプリを作ってみた
はじめまして、サイボウズのもねです。
先日、学校の先生たちと「学校の理想の情報共有」について考えるイベントを行いました。そこで学校の先生たちが毎日使いたくなる「理想のアプリ」をつくってみました。
学校のためのアイディアがぎゅぎゅっとつまった4チームの作品を、ぜひお楽しみください。
保護者との連絡をスムーズにしたいチーム
◯お悩み
電話だけでは理想のコミュニケーションをとるのに限界を感じる。日々の連絡から、ケガやアレルギーなどセンシティブな内容まで、教員も保護者もお互い無理のないタイミングで、しっかり共有できるようにしたい。
◯こんなアプリができた
保護者の方と担当の教員だけで綿密な情報共有ができるアプリをつくりました。会話が一方通行にならないほか、オンラインでならそれぞれのタイミングで返せるのもポイントです。
◯セキュリティもばっちり
キントーンには「アクセス権」を自由に設定できる機能があります。「アクセス権」を使えば、関係者のみに情報を公開することや特定の人物のみに書き込みを許可するなどの幅広いアクセス設定ができます。
先生同士で資料の共有をしたいチーム
◯お悩み
教員同士でお互いの作成した資料を共有しつつ、それぞれが行った変更履歴やその意図が把握できるようにしたい。また学習指導案のように、上長の文面確認が必要な書類も、オンラインで確認にまわせたらうれしい。そんな要望をキントーンにつめこみます。
◯こんなアプリができた
資料の共有フォルダの中に、変更履歴を積み上げることができる枠を設けました。さらに「いいね」ボタンを設置することでおすすめの資料が見える化し、より使い勝手のいい(?)資料共有フォルダになりました。
◯承認プロセスだってキントーンでできちゃう
キントーンにはワークフローを設定する機能があります。学校のワーク文化に合わせた承認フローも、こんな風に自由自在に設定できます。
生徒の情報が一元化できるアプリがほしいチーム
◯お悩み
生徒の情報があちらこちらに散らばってしまって困っている。生徒本人も自分の学習状況を確認できるようなデータベースを、一緒に見れるようにしたい。ということで生徒の情報が一元化できるアプリをつくってみます。
◯こんなアプリができた
名前や学籍番号などの「基本情報」にくわえて、生徒が過去に読んだ図書や外部活動の履歴など、その生徒にまつわるあらゆる情報を一元化したアプリをつくりました。「成績がつけやすい」というフィードバックも。(仕組みについてはこちらをご確認ください。)
「その場」にいなくても先生同士の引き継ぎができるようにしたいチーム
◯お悩み
紙や口頭での情報共有では場所や時間に制約があり、思うように教員同士での情報共有ができないという悩みを抱えていたこちらのチーム。オンラインで展開することで「いつでも・どこでも」過去の出来事が確認できるアプリ作成を目指します。
◯こんなアプリができた
シンプルながら要点をおさえた「トラブル履歴」アプリ。追加ボタンを押せば過去のトラブル情報を積み上げることができ、場所や時間を問わずに誰でも内容を確認できます。
以上、イベント中につくっていただいたキントーンアプリたちでした。
学校にはツールに関するあらゆる制約があると噂に聞きますが、こんなふうに自由に、思いっきり、先生たちのなかにある「情報共有へのWANT」を形にできてよかったなあと思いました。参加してくださった先生方には感謝しきれません。
とても楽しかったので、第二回もやりたいなあと思っています。
明日は、そもそもなぜこのイベントを開催したのか、もう少し詳しくお話ししていきます。お楽しみに。
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