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2023年の本(10冊)

今年読んだ本で10冊を選べと言われたらなんだろうと思い、
言われてないけど選んでみた。

  1. ミヒャエル・エンデ『モモ』

  2. パウロ・コエーリョ『アルケミスト』

  3. サンテグジュペリ『人間の土地』

  4. 吉野源三郎『君たちはどう生きるか』

  5. 大井実『ローカルブックストアである』

  6. 國分功一郎『暇と退屈の倫理学』

  7. エーリッヒ・フロム『自由からの逃走』

  8. 遠藤周作『深い河』

  9. 夏目漱石『吾輩は猫である』

  10. 石井ゆかり『3年の星占い』


モモ、アルケミスト、人間の土地は再読組である。

これまで多読をよしとしてきたのだけど、
ここにきて、好きな本を読みなおすということも
いいなと思い始めている。

以前は、もっともっと本を読んで、
世界の真実を知りたいと手を伸ばしてきて、
あぁでもない、こうでもない、
なんとなく物足りない、まだ足りないという
気持ちの中で次々に本を読んできたのだけど、
私が知りたかった真実とは、幸福に関するもので、
人間はどう生きるか、どう生きるのが幸せなのか、
自分なりの答えを出したかったのだと思う。

まだ上手く言葉にはできないが、
これまで読んできた本のなかに、それぞれ答えは書かれていたように思う。
一言で言えるものではなく、書き手によって表現も違う。
だけど、芯の部分は同じのような気がしている。

だから、なるべく多くの本を読んで誰かの言葉を探すのではなく、
これまで読んだ本たちを何度も読み直してみようと思っている。

そして、文章好きとして、
好きな文章を何度も読むということをやってみたいとも思う。

今までは、浅田次郎の本は面白いなぁと思えば
浅田次郎の本を買い占めては次々に読み終えることで
不思議な達成感を得ていたのだけど、
そういう読み方では、ふと思い出したいときに
心に残った一文なんかはあまり出てこないのだ。

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