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グルグルと巡る

長野の山小屋で苦労したゴミ問題の経験からずっと

どうしたらゴミが減らせるか少しずつ工夫してきました。


移住当初から続けているのは布ナプキンです。

ゴミが格段に減りましたし使い捨てナプキンを使用している時に感じていた

不快な蒸れやかぶれなどの肌トラブルがスッキリ解消しました。


以前は寝込んでしまう程の生理痛と酷い冷えに悩まされていましたが

不思議とそれらの症状も軽くなっています。

布ナプキンって市販品を買うと結構値段が張りますけど

洋裁で出た綿布の余りで手作りしているので

さほどコストがかからずとても気に入っています。


伊豆に移住し直接的なゴミ問題からは解放されましたが

引き続き出来る範囲でゴミを増やさない生活を心がけています。


今年の1月から始めたのはコンポスト。

田舎の畑の隅でよく見かける緑色の大きな物ではなく

ごく小規模で簡単なものです。


使用しなくなった野菜用の深型プランターや植木鉢、衣装ケースに

使い古しの園芸土や黒土をケースに入れ、

生ごみと一緒に米ぬかを埋めたら毎日かき混ぜるだけです。

雨が入らない様に段ボール等で軽く蓋をして軒下で管理しています。

主にコンポストに入れるのは水気を切った野菜くずと

庭猫たちが食べ残したカリカリのキャットフードです。

5個のコンポストをローテションで使用しているのですが

米ぬかの力ってすごいですね!

上手く行くと翌日には発酵が始まり熱が出て来ます。

コンポストにはアメリカミズアブ(通称便所バチ)という

黒い虫が寄って来るのですが

その繁殖力と食欲がとてつもないのです!!!

ギョッとするほどおびただしい数の幼虫が発生します。

それこそ毎日見ても馴染めず鳥肌とビックリが止まらないくらい。

しかし彼らのお蔭で長い間分解されずに残っていたキャベツの硬い芯や

ジャガイモの皮が猛スピードで食べつくされ数日で消えていきます。

硬くパサパサだった園芸土が栄養豊富な土に復活していく様は

とても不思議で興味深いです。

目に見えない菌や小さな生き物たちの力に「循環してるなぁ」と感動しています。




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