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おかえり、お父さん。

新年明けましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

今日は成人の日だったんですね。

皆さんいかがお過ごしでしょうか?


我が家は昨年の12月からてんやわんやだったのですが

年明けから父の症状が落ち着いてきまして

現在は通常モードになりつつあります。

父本人が覚醒したのは1月4日からでした。

「えっ!!あれっ⁈もう1月4日なんだ・・・」と部屋のカレンダーを見て

ひどく動揺していました。

せん妄の特徴として真っ先にあげられるのは日時や場所の観念が

希薄になる事らしいので典型的な症状に陥っていたみたいです。

それからの父はプチ浦島太郎状態で自分が現在出来る事と

出来ない事の区別がつき辛くトイレの失敗が激増しました。

例えば

おむつをしている事がイヤ → ポータブルトイレを使う

というのは割と普通の反応ですが、

昔のように立ったままおしっこをする事に固執してしまい

ズボンを派手に汚すという事態が頻発。

その失敗からお漏らししたらどうしようという心配に繋がり

一日中ポータブルトイレとベッドを往復。

夕方には疲れ果て転倒する事を繰り返していました。

「おむつをしているからそのままおしっこしても大丈夫だよ」

「トイレを使う時は座ってしてね」と説明しても

それが承服できないのです。

元々他人の言う事には一切耳を貸さない質の人ですが

せん妄状態の時とはまた違った妙な頑固さでほとほと困ってしまいました。

昨年末、メンタルクリニックの受診時に先生に直接相談したところ

せん妄に対して使う薬はあるけれど

それらで更に父の症状が悪化する可能性が高いと指摘されました。

結局薬の変更はせずしばらく様子を見ましょうという事に。

父は様々な変化に超過敏な人なので先生の仰る通りだとは思うのですが

現時点でどうにかしないと私も母も倒れそう・・・


そこで今まで使用していたバッチフラワーのレスキューレメディーから

父の状態に合うレメディーを選びなおし飲んでもらう事にしました。

バッチフラワーレメディーは最大7種類までMIXして使う事が出来るので

父専用のトリートメントボトルを作りました。

選定したのは以下の7種類。

・ロックウォーター ・・・極度の自制心と精神的な頑なさ

・チェストナットバッド・・・過ちを繰り返し、経験から学ばない

・ハニーサックル・・・過去に生きる

・ホワイトチェストナット・・・繰り返し襲ってくる不安感


・インパチェンス・・・忍耐のなさ

・バイン・・・支配的で強引に他人を思い通りにしようとする

・アスペン・・・理由の分からない恐れや不安感

出典元:バッチフラワーレメディ・ワークブック 
  ステファンボール著 林サオダ訳 (フレグランスジャーナル社)より

こんな感じで上の4個は父の基本的な傾向に対して

下3個は補助的に選びました。


何がヒットしたのか分かりませんがレメディーを飲んで

割とすぐにトイレの姿勢へのこだわりが無くなり失敗が

極端に減ったのには驚きました。

バッチフラワーが父には合ったようです。

その後は不眠の症状や多動も落ち着き食欲が復活。

食事の介助をしなくても大丈夫になりました。


介護に悩んでいる身としてはプラセボ効果でもなんでも

現状が改善されればありがたいというのが本音です。

ずいぶん昔にバッチフラワーにハマってフルセットを購入したり

通信講座を受けたりしたのが今頃になって役立つなんて不思議な気分です。



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