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【不妊治療の記録#06】果たして上手く育つのか!ドキドキの受精確認

前回の内容はこちら↓

39歳で不妊治療の専門に通い始め、タイミング法を半年、人工授精3回行なったが惨敗し、体外授精へ。採卵2回はお見送りになったが3回目で6つの卵子を採が採れました。

受精後にすぐに胚移植をしないのが病院の方針

私の通っていた病院は、採卵後すぐに胚移植をしないのが方針でした。一度、受精の状態を確認し凍結。その翌月以降に体の状態を見て胚移植をするという流れの病院でした。あと凍結した方が妊娠率が少しだけ良いみたいです。

ここの方針は病院によって違うので、病院を選ぶときに事前に調べていただくと良いと思います。

胚移植とは2つの方法がある

初期胚移植:受精後に培養液の中で育て、2、3日目の初期胚を移植する方法。採卵から2日目で受精卵の細胞が4個以上、または 3日目で受精卵の細胞が6個以上になったら子宮内に移植する。

胚盤胞移植:受精卵を5、6日間培養し、胚盤胞と(はいばんほう)呼ばれる着床準備状態の胚を移植する方法。 

初期胚と胚盤胞はそれぞれの基準に従ってグレード評価していきます(図:左が初期胚、右が胚盤胞)。胚盤胞移植のほうが、妊娠率が初期胚移植より高いと言われているのですが、胚盤胞まで育たないというリスクもあります。このあたりをどういう風に進めるかは、採卵後に先生と話して決めていきます。

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引用: はなおかIVFクリニック品川

採卵の後に受精確認を電話で行う

採卵後、3日目に病院の培養室に電話を入れて先日採卵した卵子の受精の状態を確認するのですが、電話する前すごくドキドキしたのを覚えています。

「6つ全て無事に受精してます。その中から2つ状態の良いものを初期胚として凍結しますが宜しいでしょうか?」

6つ全て受精できた!やった!と思い、その時はすごく嬉しかったです。とりあえず6個のうち、初期胚として2個凍結。残りの4個を胚盤胞まで育てますので、さらに3日後に同じように受精確認の電話をします。

もしかしたら全部ダメかもしれない。そんな事を思いながらドキドキして病院の培養室に電話をかけ待ちます。

「4つのうち1つが胚盤胞まで育ち、グレードは4AAです」

「1つ胚盤胞まで育った!しかも4AAだ!」

4個のうち3個は残念ながら途中で成長が止まってしまいましたが、1つだけ胚盤胞まで育ってくれて、頑張って育ってくれたこの1つの胚盤胞をとても愛おしく思いました。

結果 合計3個凍結
採卵6個 
顕微授精2個→初期胚2個 凍結 
体外受精4個→胚盤胞1個(4AA)凍結

胚盤胞のグレードについて

体外受精は、人工授精やタイミング法より妊娠率は高いのですが簡単に妊娠できるものではなく、受精卵のグレードが高くなるにつれて妊娠率も高くなります。

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画像引用:レディースクリニック北浜

一つだけ育った胚盤胞は4AAとグレードが高かったのですが、通っている病院では妊娠率50%ほど。よかったですね!と言われたものの、それでも半分の確率で妊娠はしないんだという事を知り、体外受精の難しさを知りました。

6個の卵胞の成長の結果を診察の際にもらうのですが、一つだけ頑張って胚盤胞まで育ってくれた卵の画像を眺めては「頑張ってくれたこの子を育てたいなあ」という気持ちが強くなっていきました。




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