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【不妊治療の記録 #04】体外受精、思うように行かない採卵

前回の内容はこちら↓

39歳で不妊専門病院に通い始め、タイミング法を半年、人工授精3回行なったが惨敗。40歳の誕生日を迎えて体外授精にチャレンジすることに決めました。

体外受精とは?
体外に女性の卵子を取り出し(採卵)、パートナーの精子と一緒にして受精させ、できた受精卵を子宮に戻して着床を促す治療です。

体外受精はスムーズに行くわけではない

病院で体外受精をする旨を先生に伝え、そこから体外受精周期に入ります。どのようなプランで進めていくかは病院の方針や人にもよるのですが、通っていた病院では一人一人に合わせた治療法で進める方針でした。

毎回注射も打つし、1回の通院で1万円越えは当たり前でだんだん金銭感覚もマヒしていきます。

体外受精はどれだけ採卵できる卵が育つかどうかが需要で、排卵誘発剤を注射でうって卵子を複数育て、出来るだけたくさんの卵を取り出すことが結果を出す近道。

私の体外受精の1回目の排卵誘発方法は年齢も考慮して中刺激。検査結果と超音波での卵の状態みたところ、1回目の採卵に関しては見送りになり、採卵できず。

原因は1つだけ大きい卵子ができてしまったため。通常は同じ大きさで卵が複数育たないといけないのですが、3つある内の1つだけ大きい卵が育ってしまったのです。自分の中で体外受精を頑張るぞ!と気合を入れていたので、拍子抜けてしまったのと同時にスムーズに進むわけじゃないことを知ります。

まずは採卵の壁を越えなければならない

次回こそは!と挑み、注射もたくさん打ったのですが、残念なことに2回目も採卵見送りになりました。

今回は1回目の排卵誘発剤の副作用なのか、卵巣に水泡ができてしまったため。強い注射を打って卵巣に負担をかけすぎてしまったのが原因だそうです。あまりにもスムーズにいかず、自分にも病院にもすごく苛立ちました。先生から「卵巣を休ませましょう」と言われ、ピルを処方されしばらく飲むことに。

体外受精は、採卵を成功させなくては何も進みません。卵が何個できて採れるのか。卵の質はどうか。体外受精で妊娠するにはとても重要になるそうで、ピルで卵巣を休ませた方が良い卵が採れる事もある(あくまで可能性)と言われました。

今まで生きてきて卵巣を休ませた事なんてなかった

体外受精をするまで子宮について意識をした事はあまりなかったように思います。基本的に生理痛も軽い方だったので、40年生きてきてピルも飲んだ事なくて。毎月フル稼働で頑張って排卵し続けてくれていた自分の卵巣をなんだか愛おしく感じました。

スムーズに行かないことに苛立ち、病院への不信感も抱きつつも、不思議な事にピルを飲んでいた1ヶ月間は妊娠を気にすることがないので、気持ち的に有意義に過ごすことができ、すこしずつそんな気持ちも解消されていきました。

思いっきり運動したり、友達と飲みに行ったり。変なプレッシャーもなくリフレッシュすることができた1ヶ月。今思うと、この期間がとても重要だったのかもしれないなあなんて思ってます。


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