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Unity1week「1ボタン」に参加しました

お題に合わせたゲームをUnityで一週間で作るゲームジャムイベント、Unity1weekに参加しました。
「ZEN」というゲームを作ったので制作記録をまとめます。

Unity1weekは前回が初参加で、2回目の参加となります。(前回の振り返り記事はこちら


作ったゲーム

目標設定

前回は「最低限の遊べるものを完成させる」を目標にしていたので、
今回はもう少しクオリティや自分の作りたいゲームを意識した制作をしたいなと思いました。

今回の目的はざっくり二つ

  • ストーリー性のあるゲームにする

  • サウンドに力を入れる

世界観があるゲームでサウンドを巧みに使っているゲームが好きなので、自分のやりたくなるようなゲームを目指して制作を進めます!

制作

アイデア出し

初日の午前中にアイデアを固めます。
「1ボタン」というお題なので1ボタンゲームで思考を回らします。
ABAさんのブログが非常に参考になりました。

ざっくり以下の方針を決めてみました。

  • 「ここだ」というタイミングでボタンを押す

  • 最適なタイミングで押すと得点がもらえる

世界観を考える中で、
「最適なタイミング」→「心に従って集中する」→「宇宙とつながり」
という連想ゲームを経た結果、「高次元瞑想システムZEN」というワードがふと浮かびました。

  • 綺麗だけど胡散臭くて不穏な雰囲気

  • ストーリーを進めていくとプレイヤーが意図せず世界崩壊シナリオを進行してしまっている

という良さげなアイデアが湧いたので、この案でゲーム制作することに決定します!

曲作り

ちょうどLogicのLive Loops(アレンジ可能な音楽のフレーズがのってるループ)を用いた作曲にハマってたので、まずは作曲しながら世界観を決めていきます。
LogicにAlpha Waveというめちゃくちゃ好みなアンビエントサウンドがたくさん詰まっているLive Loopsがあったので、いろいろ素材を組み合わせながら5曲出来上がりました。

ゲーム音楽をspotifyで聞くのが好きなので、ゲームサントラのミニアルバム的なものも作れて個人的には大満足です!

3Dモデル制作

2Dで絵を描いていくより3Dでオブジェクト配置していく方が時短になりそうだったので、今回も3Dゲームにすることにしました。

感覚的な美意識に訴えかけるモチーフが欲しいなと思い、
Twitterでふと流れてくると永遠と見ちゃうGIF、「不規則に見える幾何学的な図形たちがとあるタイミングでちょうど揃うやつ」をやってみようと作ってみました。

今回はゲーム制作工程を積極的にポストしていこうと意識してたんですが、初日のポストのインプレッションが結構多かったので励みになりました。

ゲーム制作とは別な話になりますが、10秒以上の動画はあんまりインプレッションよくなかったので、3秒以内の動画がインプレッション高めになる傾向がありそうです。
(これはこれで興味深かった)

Unity作業

2日目以降、Unityの作業に入っていきます。
仕事があるので基本的には平日は22-24時の作業になります。

AssetsStoreで気になったシェーダーを使ってみたりしていろいろ実験しながら制作を進めます。

今回はChatGPTに加えてGithub Copilotにも課金し、コード面で大いなる時短を目指しました。
リファクタリングの時間も取れなかったので最終的なゲームのコードはぶっちゃけぐちゃぐちゃなんですが、助けられた場面がたくさんありました。
Copilotは如何にコメントでAIを導いていくかが肝ですね。

↓制作途中で得たノウハウ。

敬語より文字数も抑えられるので時短にもつながります。

この時点ではこれがちゃんとゲームになるか怪しんでいたんですが、信じて作業を続けていきます。


平日の進捗はここまで。
平日はPCの前の椅子に座るまでがとてつもなく過酷ですが、軌道に乗ると意外とスイスイ進みました。

さて、あとは休日に頑張ります!


・・・


普通に間に合いませんでした🌚(ごめんなさい)

↓日曜の深夜でこの状況

「あとちょっと」と言ってますがレベル設計できてないのでゲームにもなっていません🌚

ただ、背景に窓を置いて宇宙感を出すことで、なんとなく雰囲気は出てきた気がします。
ちなみにこの舞台は、ゆめにっきのセンチメンタル小室マイケル坂本ダダ先生(略してセコムマサダ先生)の部屋に色濃くインスパイアされていたりします

セコムマサダ先生の部屋


完成

火曜日の深夜、なんとか2日遅れでゲームが完成しました。
木曜日の深夜、各レベルのテキストを追加して完成です!

評価期間中、前回のunity1weekの共有会の動画を見ていて、notargsさんの3Dをリッチに見せる方法が非常に学びが深かったです!


評価期間最終日前日にちょこっと見た目のアップデートいれたりもしました。

最終結果

結果は以下でした!

総合:4.138(19位)
楽しさ:3.775
絵作り:4.1
サウンド:4.375(7位)
操作性:4.075(15位)
雰囲気:4.375(23位)
斬新さ:4.125(19位)

Unity1week 「1ボタン」10/9 17:00時点の結果

めちゃくちゃ高評価いただけて本当にありがたいです・・・!びっくりしました、、
あんまりプレイ数が伸びなかったのが気になってて、パッとしないゲーム作ってしまったかな・・・と思ってたのですが、とても嬉しかったです!

良かった点

・ストーリー性のあるゲームにする
・サウンドに力を入れる
最初に掲げたこの二つの目標が達成できたのが今回の良かった点です。

また、「不思議なゲームでした」という感想をいくつかいただけました。
自分が好きなゲームも、今までにない体験や気持ちを提供してくれるゲームなので、そういった感想をもらえるのは非常に嬉しかったです。

反省

遊んでいただけた方に高評価いただけたのはうれしかったんですが、プレイ数が伸びないという点は次回もうちょっとなんとかしたいです。
(評価最終日の段階で閲覧数が160回ほどでした)

前回作ったホラゲーは同じく2日遅れでも閲覧数560ほど行ってたので、タイトルとサムネにプレイしてみようかな感が薄かったなーという反省があります。

タイトル

評価期間中は「高次元瞑想システム ZEN」にしてたんですが、改めて考えると惹かれるタイトルではないですね。。
一瞬「ZEN ~高次元瞑想ゲーム~」にしましたが、評価期間終わってからは余計な文言を取っ払って「ZEN」だけにしました
余分な日本語をつけるより思い切って情報を遮断する方が、ミステリアスなゲーム感が漂っていいのではと判断しました。

サムネ

ゲームの中身が分かるサムネが適切なのですが、今回のゲームは明確なモチーフがない分、サムネは悩みました。
結果、曼荼羅のGIFを使って目に留まる感じにしようと思いましたが、これもあまりうまくはいってないようです。
前回のホラゲーは明確なお化けのモンスターをサムネにすることで興味を惹くことができてたんだなと思います。

↓この二つが並んだ時どちらのゲームを遊びたいと思いますか?

サムネ比較

「うえをむいてあるこう」だなー

まあ今回のゲームの特性上、キャッチーさの面は優先度を下げた部分もあるので、次のゲームはもっとモチーフ分かりやすくするかも?

総括

プレイいただいた方々、感想コメントいただいた方々、本当にありがとうございました!!

前回と今回参加してみて、1週間で仕上げるくらいの意識じゃないと自分ゲーム作らないな・・・と実感したので、次回以降も積極的に参加しようと思います!

すっかり1週間ゲームジャムの虜になってしまいました。
Godot1weekも参加する予定なので次も頑張るぞー!


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