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3学期も定時退勤をするために今やっておく事

 私は小学校の教員をしています。仕事以外の時間も大切にするために、定時退勤を心掛けています。定時退勤といいつつも、多少の残業はしています。12月の1日平均残業時間は50分でした。もちろん1時間を超える月もありますが比較的早く帰っている方だと思います。
 さて、3学期もできるだけ早く仕事を終えることができるように、3学期が始まる前、冬休み期間中にやっておくとよいのではないかと考えられることをまとめてみました。私は、3学期の準備を12月に入ったらスタートさせます。初速はゆっくりですが、空いた時間に少しずつ進めていきます。終わり切らなかったものを冬休み期間中にやり切るイメージです。ですので、「二学期の終業式が終わった、さて、ちょっとゆっくりして・・・。」という感じではありません。
 今回の記事が少しでも皆さんの残業時間の削減につながったら嬉しいです。

1.整理整頓 (1時間30分)

   まずは、教室や職員室の整理整頓です。整理整頓なんて年度末でいいやと思ってしまいそうになりますが、長期休暇前ごとに取り組んでおくと、年度末に大変な思いをしなくて済みます。
 私は、もう必要ないものは徹底的に捨てます。そして、いらない紙類は、シュレッダーの鬼と化し、シュレッダー前を陣取って(もちろん、他の人が来たら上機嫌で譲ります)徹底的に処分します。現在の職員室の机の中は、文房具と、少量の書類が入っている程度で、ほとんど空の状態です。教室も同様です。もう、絶対に使わないものは処分したので、年度末いつでも次の担任の先生に受け渡せられる状態ですし、なんなら異動だと言われてもすぐに対応できます。そんな状態で3学期を迎えます。
 机などもしっかり水拭きし、綺麗な状態で今年最後の仕事を終えます。そうすると、新年を迎えたときにとてもすっきりした気持ちで仕事に取り組めます。

2.3学期の週案を作成 (3時間)

 私は、基本的にExcelで週予定等を管理しています。ですので、3学期の週案全部を3学期が始まる前に作成します。この週案に落とし込むものは以下の内容です。
 ①時間割、②その時間に取り組む内容、③行事予定、④ある程度の宿題、⑤出張予定です。すでに決まっている行事(発育測定など細かなものまで)は先に週予定に入れておくことで忘れることがありませんし、自分の出張等もここに入れておきます。私的には、別々に管理するよりも、必ず見るファイルに一括して入っている方が、忘れていたなどのミスが少なくなるのでそうしています。
 3学期分の予定を8割程度作っておくことで、見通しを持って取り組むことができますし、あとは修正する程度になりますので、大きく時間をとられないと考えています。

3.主要教科の内容を把握する (4時間)

 3学期の授業内容をざっと目を通します。私は5年生が4回目ですので、だいたいの内容は入っています。余裕があるので、社会や国語の授業で使うワークシートは作ってしまいました。先に作ってしまうことで、「せっかく作ったのだから。」と融通が利かない授業をしてしまうこともありますが、とりあえず困らない状態を作っておきました。これで、ほとんどの授業がある程度できる状態を作っておきました。ある程度ですが・・・。ここは、時間が許される限りなので、最初の2週間程度の授業以外は、ざっと見ておいて、イメージを持っておくだけでもいいのかもしれません。

4.提案文書の作成(4時間)

 自分が担当する校務分掌で、3学期に提案しなくてはいけない文書の作成をします。今回は異動1年目ですので、重い分掌はありませんでした。ですが、5年生担任の宿命「卒業式」、「6年生を送る会」があります。勤務校が変われば、内容も多少違うため、ここに時間がかかりましたが、文書作成を終え、5年生が動いていくためのイメージを持つことができました。

5.おわりに

 さて、仕事納めまでに、3学期の準備にかかった時間は「12時間30分」ほどでした。この時間をいかに捻出するか。冬休みに入って1日の出勤で「8時間」、あとの4時間30分を少しずつ、少しずつ2学期中に進めておくのです。まだ、始業式までに1日出勤日がありますので、そこでできる準備はさらに進めておきたいと思っています。
 ここまでしておけば、トラブル対応の時間が入ったとしても、ある程度定時で帰ることができるのではないかと考えています。また、時間があれば、次の準備を少しずつ、少しずつ進めていきます。いかに、平常授業になったときの「余白の時間」を作り出すかが鍵だと思っています。余白があれば、心に余裕ができて、ゆったりした気持ちで進むことができます。
 さて、3学期も定時退勤できるように頑張っていきたいと思います。この記事が、どなたかの仕事の役に立てれば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。


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