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小学校の先生の「二学期を定時退勤で過ごすために夏休みにやっておくとよい事」

  私は小学校で働いています。近年、教員の労働環境は、ブラックだと言われています。定額働かせ放題という言葉も出てきていますが、私は限られた時間の中で効率的に動くことで定時内で仕事をすることができるようになってきました。
 さて、1学期が終わり、夏休みに突入し、2週間ほどが経過しました。夏休みは比較的仕事に追われることが少なく、自分のペースで仕事ができるし、日頃は取りづらい休みも取りやすくなります。ですので、私はこの夏休みの期間をどのように過ごすかが、二学期の仕事に大きく影響すると考えています。
 そこで、今回は、小学校の先生の「二学期を定時退勤で過ごすために夏休みにやっておくとよい事」として、私がこの夏休みにどのようなことを大事にして過ごしているかを書いていきます。

1.とりあえず2学期の流れをつかむ

 まずは、2学期の流れをつかむために、行事等で自分に関係してくるものに何があるか、それはいつあるのかを自分のExcelで作った週予定に打ち込み、2学期の時間割をすべて作っておきます。
 そして、その時間割に各教科で何をするのかをすべて打ち込んでいきます。だいたいこの作業には3時間程度かかるかと思いますが、これをしておくと自分がその日に何をするのかが2学期分だいたい分かってきます。もちろん予定通りにはいきませんが、だいたい何をするかが分かっているということは、普段の行動も、「あっ!これはあの授業で使えそうだな。」と思いながら過ごすことができてきます。つまり、日常の見方が少しずつ変化してくるのです。ちなみに、私は冬休みに沖縄旅行を計画しているため、この余裕がある時期に3学期分も作ってしまいました。もう修了式まで頭に入れてある感じです。
 時間に余裕があれば、考えるのに時間がかかりそうなものや、絶対に使うであろう作成物があれば作っておくこともおすすめです。しかし、先に用意してしまうと、せっかく作ったからそれを使おうとしてしまって、考えが固まってしまうと感じることもあるため、そのバランスは必要だと感じています。そこは、やってみて自分で調整してみてですね。

2.とりあえず2学期の校務文章の仕事をつかむ

 学校では、授業以外にも学校の行事などの担当があります。その担当の仕事で2学期にはどんなことをする必要があるのかをだいたい掴んでおきます。難しい内容でなければ、時間があるときに2学期分の提案文書を作っておきます。これをしておくと大分余裕が出てきます。

3.いらないものはゴミ箱へ

 日頃から、ものを探す時間は仕事をする上で一番省きたい時間と思っているので、余裕があるときに職員室や教室の机を整理します。その際、必要ないもの極力自分の身の回りに置かないようにしたり、ゴミ箱、シュレッダーに入れておきます。日頃からものを持たない意識でいますが、それでも小さなものは積み重なってきますので、しっかりと整理したり、机を綺麗にすることで気持ちよく仕事に向き合える環境にしておきます。

4.夏休みにしかできないことをする

 私は、独身の頃は毎年夏休みに沖縄旅行に出かけていました。ヒッチハイクの旅や、自転車移動限定の旅、その場で宿を決めるドキドキの旅もしました。また、フットサルで繋がった沖縄の友達と仲良くなってからは、その友達と一緒に沖縄の戦跡を巡ったり、沖縄のフットサルチームの練習にも参加させてもらったりしました。せっかくの夏休みです。休みがとりやすいときだからこそ、普段できない事に時間を使って、自分の経験値をためることが大事だと思っています。プライベートと仕事は別々なものではなくて、プライベートでした経験はきっと仕事にも何らかの形で活かされてくると思っています。教師である前に、1人の大人として子どもたちに何かを与えられる人でありたいと思っているので、この機会にプライベートで何を大切にし、何に時間を使うかをよく考えて自分の財産になることに力を注いでいくことが大事だと思っています。
 ちなみに、家庭がある私は、この2週間仕事の日もできる限り、1時間か2時間の休みをとって帰宅し、家でタープとプールを用意して子どもと遊ぶようにしています。そして、そのまま、外でお外ご飯タイムを家族でとっています。普段ならなかなかそこまでする余裕はないですが、子どもたちはとても楽しそうです。小さなことですが、今しかないその時間を大切にしていることが、きっと今の自分の財産になると思っています。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。余裕がある夏休み、見通しを持って準備しつつ、この期間しかできない自分にとって大切な何かに時間を使って、自分の経験値を高め、魅力ある大人になって2学期少しでも余裕と自信を持って子どもたちの前に立ちたいと思います。もちろん、この余裕と自信は定時退勤に繋がってきますね。


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