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いつか、は、いま、かも

子どもとの会話の中では、ハッとする瞬間があるものです。親の口調に似ているとか、数年前の記憶を鮮やかに語るなど、共通の話題もあるのですが・・。

同じ地域で暮らしている方で、仲良くさせていただいているnoterさんが久しぶりに投稿されていた記事を読むと、好きなこと、の本質に気づかされました。

考えてみると、幼いころに通っていたスイミング、ピアノ、どちらも”練習”だと思っていました。実際に、親や大人が言うのも「練習」でした。でも、練習の先には発表や実現があるような気がしていた僕は、なにかモヤモヤとした気持ちを抱えながらも、どちらにも通っていました。

正直「好き」ではありませんでした。

好きなことはずっと出来ていました。テレビを観る、お菓子を食べる、ゲームをする、本を読む、作文を書く。小学校の高学年になると、交換日記のような宿題がでて、毎日のようにノートを埋めて(学級新聞の個人版のようなものだった記憶が・・)、提出していたのを思い出しました。

これはとても極端な発想ですが、大人になった僕は、ピアニストでもないしスイマーでもありません。練習を続けた先には、一体何が待っていたのでしょうか。

好きなことを仕事に出来ているか・・というと、賛否両論でもあります。

以前、子のピアノのレッスンをやめた、という記事を書いた時、練習が嫌であっても、継続していたら好きになるかも知れない、もしかしたら練習という、いわば”苦痛”が別の形で昇華するかも知れない、そんな風に考えることもありました。

将来、何か役に立つかも知れない・・は、とても大切な視点のようで、今を大事にできていないことの裏返しでもあると思います。人の成長という意味では、将来への時間の使い方は、自分の経験からなぞるようになってしまいがちです。しかし、人ではなくてモノだとしたらどうでしょうか。

この箱、いつか使うかも知れない・・と考えて保管する選択。僕は、こういう時に捨ててしまうことが多いです。と言っても、家は散らかっていますが(笑)

子どもが、いま楽しんでいることを尊重できるように気付くことも、大事なのだと気づかされました。子は、ピアノを時々弾いています。レッスンで出来るようになった簡単な片手の音楽。お絵描きやお手紙は、紙が足りなくなるくらいに書きまくっていて、好きなんだなぁと思います。

記事の内容とは少し話がずれているのを自覚していますが、書きたくなって書いてしまいました・・。

僕の記憶への補足・・
実際には、スイミングには進級テストがあり、ピアノには発表会がありました。進級テストで、二つ上のクラスの目標タイムを出して、”飛び級”をした経験は、いまでも嬉しい記憶です。発表会は、途中で止まってばかりの演奏だったけれど、舞台上であんなに緊張する体験は、とても貴重でした。

好きなこと、そして練習が必要なこと、どちらかだけではなくて、バランスが必要なんだよね・・と思う朝でした。

#好きなこと #練習  

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