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東京のマラソンふたたび

先日、東京マラソン2019を走ってきました。
参加されたランナー、ボランティアの皆さま、寒いなか沿道で応援していただいた皆さま、温かい部屋でテレビの前で応援していただいた皆さま(笑)、本当にお疲れさまでした。

実は、noteを始めたきっかけは、2度目の参加が叶った東京マラソンに向けて書きたいと思ったから。走るきっかけとか、最初の参加のことを書こうと構想していましたが断念。今回、一念発起して、完走の報告と東京マラソン出たいランナーの方に向けて書きたいと思います。

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写真はスタートですが。
フィニッシュゲートをくぐったとき「やっと終わった!」と思いました。達成感というよりも、我慢が終わったという、疲労感満載のフィニッシュ。情けないなぁと言う人もいるでしょうが、寒かったし、雨で濡れてたし、お腹空いたし、足痛いし、次の日仕事だし、だってだってのコンディションでした。

エントリーと準備

抽選に当たらなければ走れないのが、この大会。競争率は10倍以上とか言われているから、なかなか当たらない。毎年応募しても当選しない。なんで?と思うのは、僕も含めてほとんどの応募者が経験しているのでは。

ある本に、当選のためのコツが紹介されていました。それは「当たったときの興奮をしっかりとイメージしながらエントリーする」こと。

ちなみに、当選すると、メールタイトルに「当選」と書かれています。開くと、当選した人は速やかに参加費を入金せよ、と書いてあります。当たったんだ!と喜びつつも、1週間で入金という負担もあり、がんばろう!と気合が入るときです。

あなたが当選したら、どんな感じでしょうか。僕が大切にしているのは、エントリー前の準備。手帳に書いたり、家族に了解を取っておくことも必要かも知れません。根拠はありませんが、僕は8月の中旬にエントリーするようにしています。
参加費:10,800円
開催日:3月の第1日曜日(昨年まで2月の最終日曜日)

今年の8月は、当選メールを受け取ったときの感動を想像しながら。各項目は、嘘をつかず丁寧に入力し、ゆったりと確認して、しっかりとエントリーボタンを押しましょう。幸運が訪れますように!

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準備とは、トレーニングのこと。様々な本や雑誌があって、何でも教えてくれます。こだわるのは自由ですが、靴だけは間違えないように。安いから、かっこいいから、というのは故障の原因になりますよ。

トレーニングは「正しく走ること」に尽きます。詳しくは、様々な本に頼ってください。僕は、もともと走ることが大嫌いで、スポーツなんて苦手で下手だったので、走り始めたときにはスピードは求めませんでした。

その結果、LSDというトレーニングに出会いました。ロング・スロー・ディスタンス、長く・ゆっくり・距離をとる、そんなトレーニングです。とにかく、1キロを9分くらいで走るのです。大会本番は、誰でも緊張してペースは速くなります。遅い走りで練習しても大丈夫。むしろ、心臓に負担をかけずに、長く長く走って足を鍛えられます。時間が必要ですが、疲労感は少なく、楽しんで走りたい人に向いています。

ランナー受付とスタート

大会の運営内容は毎年改善されているので、2019年限定。

東京マラソンの場合、ランナー受付は当日ではありません。受付というと、名簿を確認しゼッケンもらうイメージですが、ランナーも多く、セキュリティ上の問題もあり、開催日の3日前からランナー受付が始まります。受付場所も1か所なので、遠方から参加する場合、注意が必要です。

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同じ場所では、EXPOと題して協賛企業の展示販売会などが行われています。今年は、キッチンカーなどが集まる場所もありました。EXPOを回ると、サンプルやノベルティなどがもらえて、たくさんのお土産を抱えることになります。選手やキャラクターと写真を撮ることもできるかも知れません。

大会当日は、早めに行動することがとても大切です。僕の場合は、2回ともスタートエリアでトイレに行くことが出来ませんでした。行列が、とっても長いから。ランナーが多く、スタート位置も申告タイム順にブロック分けされています。ブロックには、スタート30分前までに着いていなくてはいけない(並べなかった場合は、最後尾からスタートする)ため、着替えや、荷物預け、時間を逆算すると、スタートの2時間くらい前には入場ゲートに着いているのが理想的です。

開会式を聴き終わると、いよいよスタート。先頭の招待選手から、最後尾までは、およそ20分程度の差があります。僕がいたGブロックは、合図から数分後に歩きながら進み、スタートライン直前でゆっくりと走り出すというスタートでした。スタートラインの付近の足元にはウェアやビニールなどが捨てられているので、くれぐれも怪我のないように。

給水・給食・応援

東京マラソンの醍醐味と言えば、東京や日本らしい景色のコース。そして、沿道の応援の温かさはランナーならではの体験です。みんながみんなを応援する、走るって素晴らしい!と感動しっぱなしです(僕だけ?笑)

コースにある給水には、水とスポーツドリンクが。給食には、バナナ、みかん、パン、ゼリー飲料、ようかん、梅干し、ブドウ糖などがあります。ランナーが多いからか、どの給食もどっさり。バナナは、準備が間に合わなかったのか、一本まるごと。走りながらバナナの皮を踏むと悲劇なので、バナナの皮には注意しましょう。

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ここまでは、公式の給水や給食。
沿道には、応援の方々が差し出してくれる「非公式の」ものもたくさんあり、沿道のお店の商品や、手作りの給食もあったりします。僕が見かけたり、いただいたものとしては、コーラ、コーヒー、おしるこ、クッキー、アメ、チョコ、おせんべい、まんじゅう、ワインとチーズ、カツサンドなど。カツサンドは、26キロ過ぎにあって、初めのときも今回ももらいました。美味しいんです。

30キロを過ぎると、沿道の差し入れに、コールドスプレーが加わります。疲れが溜まった足をケアするため、シューっとやってもらうと気持ちいいんですよね。初めてのときは、一体何だろうと思っていましたが、差し入れという応援の1つの形として、優しいなぁと感じながら走ることができました。

完走によせて

2度目の東京マラソンも、無事に完走することができました。支えてくれた家族、職場、友人たちに感謝を伝えたいと思います。本当にありがとう!
2度目の幸運に向けてエントリーした結果が、わずか2年で巡って来るとは。職場でも、早い段階で当選を伝えていたので、多くの方から応援いただいたことが、今回の寒い中での走りに多大に貢献しました。

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運動が苦手で、体育が嫌いで、スポーツなんてしていなかった僕が、まさか2回もフルマラソンを走ることができるとは。親も驚いています(笑)
しかも、こんなふうに「走るのって楽しいよ!」なんて、他人に伝えようとしていることが、まさに東京マラソンの魅力というか醍醐味なのかもしれません。ランナー、応援、ボランティア、この大会にかかわる多くの人が、生きているなぁ!って実感できる場です。

できることなら3度目も走りたい。それが完走の感想(なんちゃって)。ここまで読んでいただきありがとうございました。僕も、あなたも、みんな、がんばれー!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました! サポートは、子どもたちのおやつ代に充てます。 これまでの記録などhttps://note.com/monbon/n/nfb1fb73686fd