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三都物語in中国

毎週月曜日は、旅の記録を書いています。

初めて中国に行った、約一週間の旅。

秋口に行ったので、一体どんな休暇だったかなと考えたら、前の会社をやめたときの最初で最後の有給消化でした。

いきなりのダークトーン失礼しました(笑)

上海、桂林、北京のひとり旅でした。

タイのひとり旅(初めての旅のこと)を経験した僕は、もう少し移動のある旅をしたくなり、マイルを使って中国へ行きました。

とにかく中国らしい場所、というわけのわからない視点で選んだのが、その3都市でした。

上海では、なぜかホテルの部屋をグレードアップしてもらって、人生初のセミスイートでした。キッチンや、2階のある部屋。一人で泊まるには豪華すぎて、部屋は普通でいいからご飯出してくれないかなぁと思ったものです(笑)

"外灘"(ワイタン)の風景しか思い出せないのですが、僕の中国のイメージを覆した町でした。新旧入り混じるというか。地下鉄の乗り降りでは、ホームに「先下后上(先に降りて後に乗る)」と書かれていて、らしいなぁと微笑ましく思いました。

中国人の凄さを体感したのも、元気の良いこの街だったからかも知れません。

そこから国内線に乗って、桂林へ。

桂林は街自体も、水墨画の舞台のような山や川があるのですが、漓江下りという世界的な観光ツアーがありそれが目的でした。

100人くらいで一つの船に乗って、景色を見ながらご飯を食べるというものなのですが、僕はなぜか日本人の多く乗った船ではなく、外国人用の船に案内されました。

高低差のある山々は、まさに水墨画のようで、不思議な風景でした。しばらくすると、食事に呼ばれ、テーブルに着くと、世界各国からの旅行者と一緒でした。

日本人だと知ると、オーサカサイコーとか、ムサシミヤモト、とか、スシ、テンプーラなどなど、さまざまな日本語を聞かせてくれました。こちらも拙い英語でしたが、楽しかった覚えがあります。

欧米から来た方々でしたが、みんな箸の使い方がうまく、それを褒めたら「俺はハエがつかめるぞ!」などと言う方もいて。青島ビールなんて飲んだから、いつの間にか真っ赤な顔に。

途中、蛇酒が回ってきて、「こいつが、飲みたいって言ってますよ!」とイジられ、目一杯否定して、大笑いされたりしました。

海外に行ってもイジられるのかー、と思いつつも、中国に来てそんなことができるなんて思ってもいなかったので、とても強く印象に残っています。

桂林から、また国内線に。中国の方の「俺が俺が」はすごくて、搭乗ゲートとかに人が集中するんです。人だかりというか。列にならない。飛行機の座席って指定ですよね?って思いながらも、圧倒的に行動派なんだなと思ってしまいました。

最後は、北京へ。北京ダックを食べるために、「全集徳」(北京ダックが有名なお店)へ並び、ひとりで食べました。とても賑やかな場所に、一人でいるととても寂しくて、ひとり旅のデメリットは食事のときかもなぁと思いつつ、中国語と英語を解読しつつ、少しづつ頼んだつもりが、結構な量がテーブルにのって、食べ切れずに持ち帰り、翌朝もホテルの部屋でペキンダックを食べました。

北京では、万里の長城へのツアーに参加しました。きちんとした日系のツアーではなかったため、中国の人が多いバスに乗りました。ガイドさんが気遣ってくれて、後から個別に英語で説明してくれたので、何とか行って帰ってこられました。

万里の長城は、とても素晴らしかったのですが、人がとても多く、人ごみの中を歩いているような感覚でした。尾根伝いに長く伸びる城を人が作ったのだと思うと、果てしないことをしていると思うと同時に、何を守る為にこれだけのことをしたのかなぁと思ってしまうのでした。


ひとり旅は、なんでもネタになると思っているのですが、この中国の旅では漓江下りの船がとても印象的でした。拙い英語でも、なんとか楽しめるということが分かったし、何より旅行好きの人はお互いに分かっている感覚がありました。

今となっては、グループで卓を囲んで大皿料理をとりわけて、大声で笑い合うなんて、とてもできないことですが。そういうことが出来たのも、いい旅だったなぁと思い出します。

かわいいサムネイル。infocus📷さんに作っていただきました。ありがとうございます!サムネイルが来ると、今一度原稿を推敲しないと、その労力に報えないような気がして、その創造力に感じ入っています。

#旅 #漓江 #ひとり旅

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