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モーションキャプチャー × ★★★ で表現の可能性は無限大!


こんにちは!広報ナベコです。
突然ですが、みなさんは「モーションキャプチャー」というものを聞いたことがありますか?
最近ではアニメ映画や実写作品でもよく使われるようになり、そのメイキング映像などで撮影風景をご覧になったこことがある方もいらっしゃるかと思います。

モーションキャプチャーには何種類か撮影方法の異なるシステムがあるのですが、モンブランでは慣性センサ式モーションキャプチャーシステ「MVN」というものを所有しています。
このシステムは磁場の影響を受けず、事務所の作業場、現場、屋外など、どこでも利用することができ、短いセットアップ時間で即座に検証されたデータが出力できます。1番の利点は、とにかく使いやすくて、撮りたいときにすぐ撮れる!というところ。

私たちのオリジナルコンテンツ「放課後ミッドナイターズ」の登場キャラの動きはもちろん、クライアントワークのアニメーション案件でも多く活用しています。

「モーションキャプチャー × ★★★」


★★★の中には、例えば、スポーツやアクション、お笑いや音楽など、アイデアのある組み合わせ次第で、モーションキャプチャーを使った「新しい表現」を生み出せるのではないか、と思っています。
今回はモンブランが制作に携わった、いろんなモーションキャプチャー・プロジェクトをご紹介します〜!!

「あ、こんなことにも使えないかな?」というアイディアがありましたら、いつでもご相談お待ちしております。


【 モーションキャプチャー × コメディ 】

放課後ミッドナイターズ

「役者の人間味をCGに取り入れると、舞台芝居のようなコメディアニメが作れるかも?」
このシンプルなアイデアが、すべての始まりでした。
そのために最も大事にしたのは、キャラクターの性格や感情がうまく醸し出されるまで、劇団の役者さんと一緒に稽古を積み重ねること。
入念な役作りをしたことで、本番の撮影時には「アドリブ」も飛び出し、
役者の自然な感情から生まれる何気ない小さな仕草が、CGに絶妙な色気を加えることになったのです。
その結果、世に数あるモーションキャプチャー・アニメの中でも、一際イキイキとしたキャラクターになったのではないかと思います。


【 モーションキャプチャ × 歴史 】

「岐阜関ケ原古戦場記念館」

縦4.5m、横13mのオーバル(楕円)型スクリーン、風や振動、光と音の演出により、両軍の激突を歴史的なシーンに迷い込んだかのような迫力ある映像で再現しました。
モーションキャプチャーによるリアルなアニメーションで表現された15万を超える東西の大軍勢は圧巻。己の信念に従って戦った熱き武将たちのドラマをご体感ください!


【モーションキャプチャー × アート】

2020年ドバイ国際博覧会 日本館 展示映像

日本館は「アイディアの出会い」をテーマに、参加型展示として体験者ひとりひとりの行動を分析して可視化し(データビジュアライズ)、行動データの違いによってビジュアライズの変化を創り出す展示空間として構成。
モンブランは、展示終盤のシーンのアニメーション制作を担当しました。
円形スクリーンに映し出される、アイデアの形が変化する様子は様々なクリエイターがデザインしたモチーフをアニメーションすることで表現。
グラフィックのモチーフを纏った抽象的なキャラクターには、モーションキャプチャーで撮影した人間の動きをあてることで信憑性をもたせています。
普段とは少し違った形で、モーションキャプチャーのデータを応用しました。


【 モーションキャプチャー × ミュージック 】

NEIGHORS COMPLAIN「LST/D」オフィシャルMV

一見、手付けに見えるドット絵風のアニメーション。
このキャラクターの動き、実はモーションキャプチャーシステムでダンサーさんの動きを取り入れて作ったのです。モーションキャプチャーを使うことで、ダンサーさんのグルーヴ感をうまくキャラクター作りに生かすことができたと思います。
また、手付けでイチからアニメーションを作るよりも制作スピードが格段に上がる分、細かな部分の演出に意識を向けることができ、よりクオリティの高いMVに仕上げることができました。
一度聴いたら、頭から離れない曲と映像ですよ!ぜひ再生してみてくださいね。


【 モーションキャプチャー × ダンス 】

「HUGっと!プリキュア」後期エンディング

「新しい演出を取り入れたい」
制作時、東映アニメーションさんより、このようなお題をいただきました。
そこで、それまでのゴージャスな舞台美術から一転、モーションキャプチャーによるダンスと、モンブランが得意としているモーショングラフィックスの「気持ちの良いシンクロ感」をコンセプトに、シンプルなアートディレクションで魅せることにしたのです。
そうなると、より大事になるのが「プリキュアたちの演技」。
元気の出る応援ソングに合わせたモーションキャプチャーによるダンスと、生き生きとした表情にこだわり、「とことん、かわいい!」ポイントをふんだんに盛り込んでみた結果、とてもチャーミングなエンディングができたのかなと思います。
SNS上では「80年代アニメのエンディングみたいで可愛い!」「子どもたちが何度も見返している」と、幅広い世代の方にご好評をいただきました。


【 モーションキャプチャー × ライブ 】

GReeeeNライブツアー

メンバー本人の動きをデータ化した、モーションキャプチャーを駆使したエンターテインメントステージ。
2018年の全国ツアーより、GReeeeNのメンバーと一緒に企画・脚本を、そして映像制作も担当させていただいています。
笑いあり、涙ありの、臨場感溢れる圧倒的エンターテイメントショーとして、ファンの方もそうじゃない方も楽しめるよう仕掛けを存分に盛り込みました。
ライブ会場は、デジタルだけの空間ではなく、GReeeeNのメンバーとお客さんが一体となり心のこもった生モノの感動があふれています。


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■CGWORLD.jp スペシャルインタビュー「自社IPを世界へ!スタジオ不要で導入可能なモーションキャプチャーシステム「Xsens MVN」が実現したイノベーティブな3DCG制作フロー」
https://cgworld.jp/interview/201906-mont.html

■DAYS – 「モーションキャプチャーで実験!」
https://mtblanc.jp/news/2913/

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