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講演会に行く

高額のスピリチュアルなセミナーや講演会に行くことは、お金の引き寄せに繋がる。お金を引き寄せたければ、そういった環境に積極的に身を置きなさい。自己投資は、すればしただけ何倍にもなって帰ってくる。これも、引き寄せの法則ではよく見聞きする話。

理由としては、当然のことながら、払った金額に見合う有益な情報が得られるというものがある。情報はタダじゃないからね。もう一つ、そういう場には、ある程度裕福でお金に糸目をつけない人たちが集まる。そして、そういう人たちは、もれなく波動が高い。類は友を呼ぶというが、自主的に友として呼ばれた状況にすることで、強制的に類になってしまおうという魂胆だ。攻めた方法であるが、自分の波動を上げるのには、手っ取り早い手段である。

なるほどその通りだな、とは思いつつ、金銭が絡むと実行に移すのは難しいもの。まして高額であれば余計に。この抵抗感ゆえに、今までいくつの引き寄せチャンスを逃してきただろう。しかし、もう今までの自分ではない!本気だ!もう金額を理由にチャンスを逃さないと決めた。

そんな中、たまたま開催を知った、ある企業家のスピリチュアルメソッドのセミナーに参加することにした。教え子には経営者や政治家が多く、スピリチュアル界ではきっと大御所なのだろう。半日で数万円なので、かなり思い切った。でもきっと、何倍になって帰ってきてくれるよね。早く「おかえり♡」って言ってあげたい。

会場は想像以上に広く、ほぼ満員。200人近くはいたと思われる。年齢層は意外にも若い人が多くて驚いた。常連さんと思しき人も大勢いて、開始前は顔見知り同士で賑やかにお喋りをされている。そういう中で1人ポツンてつらいよね。張り切り過ぎて、開場と同時にインしてしまったが、もっとゆっくり来ればよかった。

やがて定刻となり、先生が壇上に立つ。歳は50代くらいであろうか。Tシャツにスウェットとラフな服装であるが、オーラがすごい。開口一番「皆さんが私を選んで来たと思っているかもしれないが、半日で◯万円なんて気軽に出せる額じゃない。私が皆さんを引き寄せたんです。私が貴方たちを選んだんです。」と、引き寄せ冥利に尽きるお言葉をいただいた。安くすると、冷やかしが増えて場の波動が下がるというのも、高額の理由なのだろう。

内容は口外無用と思うので書けないが、主に基本のキな話が多かったように思う。私のような頭でっかちな素人には、初耳であったりよく分からないままにしていたりといった話が多く、逆に新鮮に感じて大変勉強になったのだが、常連さんたちはこれでいいのだろうか?でも波動を感じるのが目的かもしれないし、まあいいか。

最後に、先生による誘導瞑想。会場が暗くなり、全員で瞑想をする。瞑想中に先生が高い波動を入れてくれ、潜在意識が開くのだという。普通に考えるとかなり怪しいのだが、そういうの信じてるから大丈夫!しっかり波動を入れていただいた。感度がいい人は、その場で浄化が始まり、ゲーゲー吐いてしまうこともあるらしい。あと、家に帰ると水道管が破裂したりとか。自分は特にそんなことなかったが、その後数日下痢が続いたので、もしかしたら浄化だったのかもしれない。

講演会後は、場所を移動して懇親会があった。懇親会にも、もちろん参加したいと思っていたのだが、申し込み時に何故か不参加にチェックを入れていた。参加する気満々だったので、不参加にチェックした記憶が全くない。当日参加を申告すればいいか、と思っていたのだが、いざその時になると、参加したいという意思がなくなっていた。行きたくないではなく、行きたいのに不参加以外の選択肢が出てこないというか。なんか不思議な感覚。スタッフさんに向こうから何回か確認されたので、行くと言うチャンスがなかったわけではない。

帰り道、自分でも不思議な心変わりだったなーと考えながら、テクテク歩いていた。その時、ふと「私が皆さんを引き寄せた。」という先生の最初の言葉がよぎった。講演会には引き寄せられけど、懇親会には引き寄せられなかったということなのでは?さすが大御所クラスになると、懇親する相手を見えない力で選ぶんだな、と恐れ入った。もっともっと波動を上げて、もし次に機会があれば、今度こそ懇親会にも引き寄せられるような人になりたい。

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