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Day.20 若いうちは何でもできる!やらなきゃ人生損をする!って今は分かるんだけどね。

20日目 「これまでで一番の後悔」

自分の夢をあきらめたこと。

いや、ちがう。正確に言うと

自分の夢を追いかけるのをあきらめたこと。

私の実家は小さな商売を営んでいました。
両親が二人で経営する小さな有限会社。

高校三年生のわたしは
ある晩、両親から将来の進路について
話があると言われます。

当時、某外語大学への進学を希望して
その方向で担任の先生とも話が進んでいたので
てっきりその話だと思っていたのですが……

弟は男だから、どうしても大学まで行かせたい。
だから、学費等でお金が必要だから
私は進学をあきらめてほしいとのこと。

当時、36年前(笑)は
女子は短大や専門学校、就職という進路が
まだまだ多い時代でした。

ましてや私の住んでいる田舎では
周りの友達もほとんど、そのいずれかの進路でした。

なので、比較的冷静に仕方ないな…と
受け入れたのでした。
これが一回目のあきらめた時のお話。
(え?二回目もあるの?(笑))

しかし、自分の好きな事を仕事にしたい
このままなんとなく就職も進学もするのは
違うんではないか…などと考えてしまいます。

そこで、とりあえず一年~二年くらい働いて
お金をためて学校へ行こう!
その間、同じ働くなら興味ある仕事がしたいと思い
フラワーデザイナーの仕事を始めます。

ブティックや美容院へお花を活けにいったり
お嫁さんのブーケをつくったり
プロポーズの花束を頼まれた時は
めちゃくちゃプレッシャーでしたがとっても嬉しかったなぁ。

とりあえず始めたお花屋さんでしたが
人々の人生や生活に密着していて
なによりも
人に喜んでもらえる仕事であることにやりがいを感じました。

当時、若さゆえか東京にこだわっていた私(笑)
東京で暮らすことも夢でしたので
上京して本格的に花の学校へ行きたい!

そう思うと今まで以上に普段の仕事にも熱が入ります(単純)
今まで以上にガンバって仕事をこなしていきました。

そんなある日、花の水を交換している時でした。

ちょっと無理な姿勢から
何気なぁ~く、バケツを持った瞬間

『グッキーーーーーーーン!!!!(; ・`д・´)』

背中から腰に掛けて激痛が走ったのです。

動けなくなり、その場でうずくまる私。
ホースから流れる水が容赦なく私に降り注ぐ…(笑)

イターーい!
さむぅ~い!

それから時がたっても腰は良くならず
仕事にもどっても、また痛みがぶり返す…

治療や水泳に通ったり、温めたり冷やしたり(笑)
良いと思われることは色々試しましたが
良くなったと思って仕事に戻るとまた痛くなる。

そんな感じで、この仕事を続けていくことが
困難になり、泣く泣く退職するのでした。

まだ若かったので、このまま続けて
癖になると将来困るからと
周りに言われて怖くなってしまったのです。

こうして二回目のあきらめの時がやって来たのでした。

根性無し、諦めが早い、まだ何も始まってないよ。

はい、その通りでございます。

その後は、貯めたお金で専門学校へ通い
おとなしくOLとなった私。
もう、色々考えずに就職しようと思ってしまったんですね。

ひたすら目の前の自分の仕事をこなす毎日が
当たり前になって行きました。

新しい出会いや新しい世界、趣味や旅行も楽しくなり
恋愛、結婚して、自分の夢が何だったのかなんて
すっかり忘れて時は過ぎ、今に至ります。

今、振り返って後悔してる事を考えて思い出したくらい
すっかり忘れてしまったのです。

今、ハッキリとした肩書も無く
将来を迷っている自分。

やりたい事、自分の夢を追うことを
やる前から諦めてしまったことも原因なのではないか。

なんだか、今も同じことで悩んでいる自分に気が付いて
激しい自己嫌悪に陥っている私。

10年後振り返って、同じ後悔しないように
頑張れ、わたし。








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