夜の音読会は河津桜の花の下で
今年は暖かい冬だなと感じていたけれど、ここ数日は寒い日が続きますね。
この間の雪の日、雪が降り初めた時間は丁度お勤めの仕事で自転車を漕いでいたので、顔に当たる雪が痛かったです。
寒いのは冬らしくて良いのですけどね(笑)
そんな寒さの中、ここ湘南でも河津桜が満開を迎えました。
音読の生徒さんから「桜の下で音読しませんか?」と提案を頂き、今月は河津桜と菜の花の咲く川のほとりでの音読会となりました。
菜の花の黄色と濃い桃色、グッと春を感じる彩りです。
この日は土佐日記を復習してから枕草子を読みました。
西に目を向けると、日が沈んだ薄暗い中にダークなグラデーションを帯びたオレンジ色の富士山が見えました。
枕草子はでは冬はつとめてと言いますが、冬の夜の景色もまた良いものでした。
いつもは声を出さない小2の女の子が今日はお母さんの横で音読をしている姿が目にうつり、私の頬もほころびました。
音読の後は皆さんの作って下さったもつ煮や長芋揚げ等々をいただきながらお話しにも花が咲き、でも今夜は冷えるよねとお開きとなりました。
帰り道、見上げれば立待ち月が明るく空を照らしていました。
視力の弱い私にはまん丸に見えて、黄金色に輝いた美しいお月様でした。
今月も声をあわせ響きを感じる時間が持てたことに感謝です。
人と人が響きをあわせる、一人ではできないこと。
音読をしたいと仰って下さる人があってこそ、来月も音を楽しんでまいりましょう。
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