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通勤時間は転職をしてでも減らすべき?減らす方法は?

お疲れ様です。もなきです。転職エージェントをしたり、スタートアップ企業の採用のお手伝いをしたり、採用動画のプロデュースをしたり、YouTube(名もなき転職チャンネル)をしたりしています。

YouTubeで話している内容を文字でもお伝えしている「名もなき転職マガジン」。今回は「通勤時間は転職をしてでも縮めるべきか?」について書きたいと思います。

コロナ以降、全面リモートワークに切り替えた会社や、リモートと出社を織り交ぜながら運営しているいわゆるハイブリッド型の会社などが増えてきました。一方で、まだまだ出社文化の会社も多く、その際には「通勤時間」という問題はつきものです。

そこで今回のnoteでは

・通勤時間を減らしたい
・通勤時間が長いことのデメリットを知りたい
・通勤時間が減らせない場合の解決策を知りたい

そんな方へ向けて解説したいと思いますので、最後までお付き合いください。

▼動画や音声で試聴される方はこちら▼

【1】通勤時間が長いことのデメリット

まずは、通勤時間が長いことのデメリットから見ていきましょう。色々ありますが、大きく3つに厳選しました。

①健康面のリスク
②満員電車のストレス
③ワークライフバランスの低下

順に解説します。

①健康面のリスク

これは、言うまでもないですが、通勤時間が長いことで、健康面へのマイナス影響が生じます。特に、長い通勤時間を要することで、平日の睡眠時間は減ってしまうことが多いです。

この、睡眠時間の減少や睡眠の質の低下は、昨今色々なところで言われているので割愛しますが、睡眠時間が十分に確保できないという定量的な事実だけでなく、通勤時間が長いことで精神的な疲労を感じやすいということもあります。

②満員電車のストレス

満員電車のストレスは説明するまでもないですが、満員電車ってしんどいですよね。。

僕は、これまで通勤で満員電車に遭遇することが、ルート的にほとんどなかったのですが、営業時代にアポイント先に向かうために満員電車に乗らなければいけないことはたまにあったのでその際は地獄でした。着く頃にはぐったりしてしまいますよね。あとは、胃腸が弱い人などは、通勤途中にトイレに行きたくなるとつらい。これは、本当につらい。満員電車のストレスは精神的にも身体的にも悪影響を及ぼします。

③ワークライフバランスの低下

ワークライフバランス、なんてきくと、昭和の考えの方からは
「つべこべ言わずに、若いうちはワークワークワークだ!」
なんて言われちゃうそうですが、今は令和です。

ワークも大事だけど、仕事後の自己研鑽の時間も大事だし、趣味の時間も大事だし、ご家庭をお持ちの方は、パートナーと分担して家事や育児の時間を確保することも大事です。

10年近く前に出された研究なのでちょっと古いですが、旦那さんの通勤時間が往復で45分を超えると、離婚率が40%増加する、なんていう調査結果もあるそうです。往復で45分って、日本だと簡単に越えちゃいそうな気もしますが、シンプルに家庭にいる時間をどれだけ確保できるかっていうのは円満な家族生活を営んでいく上では大事である、っていうのはなんとなくイメージつきますよね。

以上の3つが、通勤時間が長いことのデメリットです。

【2】通勤時間を減らす方法

通勤時間が長いことのデメリットは知っているし、感じているよっていう人も多いと思います。でも、
「都内は家賃も高いから住めない」
「既に郊外に家を買ってしまっているので引っ越せない」
そんな人も多いかと思います。

ちなみに余談ですが「人が幸せを感じる通勤時間」は何分だと思いますか?

これは、スイスの研究者、アロイス・スタッツァーさんとブルーノ・フライさんによれば、「20分は問題ないが、30分をすぎると不満が募ってくる」とのことです。ちなみにその研究結果では「通勤に1時間を要する人の場合、職場に歩いて通える人と同じくらいの満足度を得るためには、その人よりも40%多くお金を稼がなければならない」と述べられています。

これは、例えば年収500万で職場に歩いて通える人は、通勤が1時間かかると年収700万の会社じゃないと幸せレベルは釣り合わないってことですね。
これは需要と供給を考えると、現実的ではないですが、要は通勤時間が30分以内位になると幸せを感じやすいってことになります。

じゃあ、通勤時間を減らすためにはどうしたらいいでしょうか?

通勤時間を減らすためには

①リモートワークにする
②会社の近くに引っ越す
③家の近くの会社に転職する
④独立する

の4つです。順に解説します。

①リモートワークにする

リモートワーク化は、コロナ以降進んだ会社も多いかとは思います。もちろん、どうしても仕事柄出社しなければいけない場合も世の中には沢山あります。一方で、本当に出社しなければいけないのか?これを機にリモートワークの環境を推進すればいいのにそれをサボっているだけなのではないか?という会社も多くあるのが事実です。

もし、あなたが、社内のリモートワーク化を推進できる立場にあるのであれば、今後のwithコロナの時代へ向けて、自ら積極的にリモートでも働ける体制やシステム環境を推進していきましょう。それは、一時的には労力やコストがかかったとしても、中長期的に見た時には、

・業務見直しによる人件費の削減
・無駄な会議の削減
・交通費やオフィス輪廻用などの固定コストの削減
・場所を問わず優秀な人材を採用できる

などのメリットがあるはずです。

もし、あながた社内のリモートワーク化をどうにかできる立場ではないのであれば、転職を考えるのも一つの手です。

そんな風に言うと、もなきは転職エージェントだからそういってるだけでしょ、って思われるかもしれませんが、これはそんなポジショントークではなく、結構マジメに言っています。

今後もあながたオフライン(つまり対面)での仕事内容で一生食っていくという強い覚悟を持っているならば何も言いませんが、間違いなく時代はオンラインで仕事をスピーディーに効率的に進めていける人の方に流れていきます。オフラインでの仕事にこだわるか、オンライン化に対応している仕事へ移行するか、自分自身をアップデートするかどうかは、あなた次第です。

②会社の近くに引っ越す

通勤時間を減らす方法、2つ目は、会社の近くに引っ越すです。これは、既に家を保有している人や、ご家庭の事情でそんなに気軽に引っ越せないよという人には当てはまらないかもしれません。

ですが、例えば毎日の通勤時間が片道で30分短くなれば、1ヶ月で20時間、1年間では240時間つまり10日分の時間がうきます。240時間あれば、自分自身のスキルや知識を伸ばすためのレベルアップにも時間を割けますし、ご家庭をお持ちの方であれば家族との時間も増やせますよね。

何にお金をかけるか、という投資の考え方は人それぞれだと思いますが、通勤時間が長いことで健康を害してしまったり、自己成長の時間がなくなってしまうことを考えると、かけてもいい投資じゃないかなと個人的には思います。

③家の近くの会社に転職する

通勤時間を減らす方法、3つ目は、家の近くの会社に転職をすることです。これは、意外とみなさん盲点かもしれません。

どうしても、今住んでいる家からは引っ越しはできないとします。であれば、そこから通勤時間が30分以内のエリアはどこなのかを、GoogleMAPなどで洗い出します。その際、「この路線は朝は激混みするから避けよう」「遅延が多く発生するルートは避けよう」みたいなことも加味するといいですね。

あとは、自転車通勤も考えた際には、必ずしも最寄駅までがめちゃめちゃ近い会社じゃなくてもよかったりします。

そして、エリアが絞られて行ったら、休みの日などを使って、その近辺を探索してみましょう。そして、色んなオフィスビルを見てみて、会社名をピックアップしていって、家に帰ってからそれらの会社のHPを調べまくってみましょう。

実は、隠れた魅力的な企業が、快適な通勤時間圏内で見つかることもあります。そしたら、その会社名 スペース 採用 などで検索をかけて、その会社が募集をしていないか探してみる。仮に募集はしていなかったとしても、自分の経験や今後へ向けて積みたいキャリアが得られそうな会社であれば、直接アプローチしてみるというのはやってみて損はありません。

もちろん、面接が組まれた際には「家から近いからです」以外の志望理由をちゃんと考えて臨むようにしてくださいね。

④独立する

最後は、独立するということです。これは、フリーランスでも、法人化するでもどっちでもよいですが、自分の経験やスキルを元に、自分で事業を営んでいくことです。こうなると、自宅で仕事するでもいいですし、家の近所にオフィスを構えたり、コワーキングスペースを契約するでも、自由に選べます。

僕は究極的には、多くの人は独立して自分で稼いでいけるスキルや経験、人脈を手に入れていく方がいいんじゃないかなって思っています。もちろん、誰しもができるわけではないかもですし、ノープランで独立するとあとで痛い目を見てしまうので、慎重に進めた方がよいのは間違いありません。

ですが、独立して自分で事業を運営していく経験は、サラリーマン時代には得られなかったことが沢山得られます。仮に、数年経ってまたサラリーマンに戻ることになったとしても、その時の経験は決して無駄にはなりません。

僕は、長男が3歳、下の双子が1歳のタイミングで脱サラをして独立したのですが、そのタイミングで独立をして本当に良かったと思っています。子供の成長が特に著しいタイミングで近くに長くいることができたし、家庭と仕事のバランスもコントロールしながら、妻と二人三脚で進めていくことができたからです。

もちろん、年商何億の会社を作りたい、みたいな野望のもとでの独立であれば、起業当初はそんな悠長な働き方はできないかもしれません。ですが、そうでないのであれば、自分のライフスタイルに合わせた働き方を、独立というルートを経て確立していくのは一つの選択肢じゃないかなと思います。

【3】大事なのは、浮いた時間をどう使うか

はい、ということで、本日は「通勤時間は転職をしてでも縮めるべき?」という話をしました。

サクっとまとめると、
通勤時間が長いことのデメリットは

①健康面のリスク
②満員電車のストレス
③ワークライフバランスの低下

の3つでした。
健康や家庭は、お金を稼ぐことと両輪でとっても大切なものなので、疎かに考えてはいけません。

そして、通勤時間を減らすための方法は

①リモートワークにする
②会社の近くに引っ越す
③家の近くの会社に転職する
④独立する

の4つでした。

個々人の事情により、誰しもができる方法ではないかと思いますが、誰しもに平等に与えられている「24時間」をいかに生産的に、快適に過ごしていくために自分はどうしていくべきか、ということを考える一つのきっかけになったら嬉しいです。

ちなみに、通勤時間が無事に減って、1日に1時間や2時間ういたら、皆さんはどうしますか?

結構ありがちなのが、その浮いた時間分、結局残業しちゃったりとか、家でダラダラとお酒を飲んだり、YouTubeやSNSを見たりゲームをして過ごしちゃうことです。

別に、それが幸せならそれでもいいですが、スマホやPCやゲーム機器って、人間の歴史の中では最近of最近のものなので、脳は休まらないんですね。つまり、結局は仕事をしているのと同じだけの負荷を脳にかけちゃっているんです。

それであれば、浮いた時間を活用して
・運動する
・本を読む
・家族との時間を過ごす
ということに時間を費やすようにしましょう。

(なんか、めっちゃ意識高いことを言って締めちゃいましたが、、)そもそも、何のために通勤時間を減らしたいか、というあなたの目的に立ち返って考え、せっかく獲得した時間を無駄にしないようにしてくださいね。

今後も、このnote(名もなき転職マガジン)では、転職やキャリアにまつわる話を発信していきたいと思います。ぜひnoteやマガジンをフォローください。尚、今回の内容は以下の動画でも見ることができますので、よろしければぜひ高評価とチャンネル登録お願いしますm(_ _)m

▼今回のnoteの内容について話した動画

それでは、みなさん、良い1日を。

もなき

サポート金を元手にその方とランチに行きたいです(都内のみ)つまり、500円が1,000円のランチに化けます。