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弟を亡くした姉の気持ち


弟が亡くなりました。

少し悩んだけど、今しか書けないこの気持ち
わたしのために、そしてもしかしたら
誰かの救いになるかもしれない。
同じような形で大切な人を亡くした誰かへ。
そんなことを願って ここに記録します。


弟は うつ病でした。
ここ最近は、弟は本当に元気がなかったそうです。
楽になりたい、終わりにしたいと言っていたことを
お母さんから聞きました。


わたしの周りにはこういう理由で
旅立っていった人たちが多くて
そしてわたしもうつ病だった過去があるし
つい最近も同じ気持ちになったことがあったから
だからこそなんだけど、真っ先に思ったのは


え?! 

という驚きの気持ちと同時に

そっかあ、やっぱりそっかあ。
その道を選んだんだね。。。

という気持ちだった。


その後に思ったのは

楽になれたかなあ

苦しみから解放されたかなあ

もうこれで大丈夫になれたのかな

弟にとっては、これが最善だったのかなあ


同じ気持ちになったことのあるわたしとしては
弟の選択を否定的には思えなくて。
そりゃあ、残ったわたしたちは
とっても悲しいけど。
元気に笑っていられたのなら、
生きていてほしかったけど。

冷静に見えるような気もするけど
時間が経つにつれて
お母さんからの「弟が死んじゃった」という
LINEの連絡の画面が衝撃的すぎて
それがフラッシュバックして
それを聞いた日は一睡もできなかった。


一睡もできないまま帰省して、
お母さんと久しぶりに会って
会った瞬間、ふたりで抱き合ってわんわん泣いた。

このとき初めて感情が一気に溢れ出した。


「2回もこんな思いさせてごめんね」


お母さんにこれを言わせたことが辛くて。

そう、10年以上前に弟と同じ理由で
わたしはお父さんを亡くしています。

お母さんにとっては
最愛の夫を亡くして、そして息子まで。
2人とも同じ理由で。

お母さんがかわいそうすぎて、
2回も変わり果てた姿を1人で見つけてしまって
一緒にいてあげられたらよかったのに
一番辛い瞬間を1人にさせてしまって
こんなに辛くて悲しい経験を2回も。

弟のことは、楽になれてたらいいな
苦しみから解放されて、安心できてるといいな
そんな風に考えてるんだけど

お母さんのことを考えると
ただただ辛くて見てられないなあ。


帰省して数時間後。
弟に会いに行ってきた。


正直、帰省するのがこわかった
顔を見に行くのがこわかった
だってこれが現実だって認めないといけないから

顔を見たら実感するのかな

そんな風に思っていたけど、
弟はただ眠っているだけのように見えて
顔を見ても全然実感なくて

ただ寝ているだけなのに
呼んだら起きそうなのに
なんでこんなかたちになっているんだろう?
なんでお線香?
え?なんで?

余計に実感できなくなってしまいました。

というか、認めたくないのかもしれないね。

でも、苦しそうには見えなかった。
いや、苦しそうだなんて思いたくないだけかも。

***

弟に会うまでは
楽になれたかなあ、解放されたかなあって
少し高い視点で見れていたけど

弟に会って、時間が経つにつれて
色んな気持ちが溢れ出して
そして眠っている弟の姿がフラッシュバックして

ああ、辛いな

って、素直に思っています。


昨日は一睡もできなかったけど
今日は少し眠れた。
目が覚めちゃったから、noteに書こうと思って。

うん、まとまりのない文章
でも、こんなときだからまとまらない
それもそれで、いいのかもしれない。

ああ、眠くなってきた。
また眠れるかなあ。

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