なんでなんでおじさん(初稿)

なんで学校にいかなきゃならないのか。
なんで働かなきゃいけないのか。
なんで社会はこんなにも不条理に満ちているのか。
なんで蛇口を捻れば水が出るのか。
なんで僕はいちごケーキが好きなのか。
なんで私は勉強が嫌いなのか。

なんで私は生きているのだろうか。
私達は、どう生きれば良いのだろうか。

今の世の中、情報は沢山溢れているけど、でも「そんなこと考えても仕方ない」と誰も答えを教えてくれない「なんで」は沢山ある。
だからその疑問に目を瞑るために、今日も単調な刺激を求めてスマホを弄り続ける。

「なんでなんで」を考えるの、手伝います。


「なんでなんで」を考え抜くために必要なこと

・知識と語彙を蓄える
・沢山の考え方に出会い、「ストン」に「なんで」と言い「モヤる」を大切にする。
・自分にとって何が大切で何がそうでもないか。限られたリソースの割き方を意識する。
・「なんでなんで」の先で、いつもよく通る結論を見つける。
・いつもよく通る結論をウンと考え抜いて、自分が納得のいく理(ことわり)を見つける。
・その頃には自分なりの定石や思考パターンが生まれているはず!

なんでなんでおじさんより

 納得いくところまで考え抜くのに、私は30年かかりました。最後の数年はニートでした。
 一朝一夕で「なんでなんで」は終わりません。理というのは人によって異なり、教わるものではなく自身で削り出すものだからです。少なくとも私はそう考えています。
 そしてそこに至るためには普段の生活に必要のない沢山の知識が必要となります。所謂教養を必要にすると、思います。
 そうやって得た理も、年月が過ぎればすぐに古くなりますし、なんでもかんでもに応用できるような万能の真理ではありません。

 リアルというゲームは全くユーザーフレンドリーではありません。
 設計の段階で矛盾だらけで、難易度設定高くて、初期パラメーターには格差があって、やり直しも出来なくて、一度ゲームを辞めたらもう再開出来ないのに高い月額利用料(生活費)がかかります。
 でもそんなリアルにはどんなゲームよりも明確に優れた点があって、それはその情報量とプレイ人口です。
 世の中には人の身では網羅しきれない程の知らないことがあり、沢山の人が善かれと思って世界を変え合っています。

 最初に言っておきますが、「なんでなんで」に終わりはありません。
 人がそもそも矛盾を抱えた生き物である限り、悩みにキリはなく、己の弱さと愚かさが死ぬまで付いて回ることになるでしょう。

 でも、その終わりの無い自問自答から目を逸らす以外の道。
 生きる限り考え抜くことに挑み続ける道、その途方も無さを心細く思うのなら、私がそれをお手伝いします。
 悩みを解決するのではなく、徹底的に悩ませるのが私の役目です。

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