ここ最近考えてたこと(2021年末)

 久しぶりに昼に起きれた。
 幾度も繰り返してきて、やっと自分を理解出来て来た気がする。

 まず、多分全てが急停止して動けなくなる期間(自分の中で勝手にメルトダウンって呼んでる)を無くす事は難しい。少なくとも当分無理。
 これが起きる原因は一つはHSP的な理由で、普段の生活で精神力の収支がマイナスでガッツリ回復する日が必要&2,3日じゃ回復しきれないっていうことだとは思う。ただストレスフリーな無責任引きこもり生活をしてみて、それでも尚ちょっとした負荷でメルトダウンするって事はそれのせいには出来ない。
 結局はただただ単純に、このぬるま湯のような停滞感が好きなんだろう。
 世の中はこんなにも綺麗事が溢れてて、さも自分は正しいって顔をしながら他人本位の生き方が当たり前だと言い続けている。
 俺はそのことがなんとなく分かって、或いは理解してそれにあわせて生きる事もする人間だ。
 合わせろと言われれば、というか合わせなきゃ生きていけないから合わせるさ。
 でも心底思わずにはいられないじゃないか。
 「くだらねぇ、つまんねぇ世界だな」って。
 大多数の人が他人のために生きていることに自覚もせず生きていて、頭の良い一部がそれを察して金を吸い上げ、更にごく一部がこの歪な集金構造を維持できるように仕組みを作って。
 それに気づいて声をあげる人が居ても皆で石を投げて笑い、それに気づいてレールから外れて悩む人が居ても皆で可哀そうにと言いつつ笑う。
 そしてそれに気づいた俺も力は無く、その与えられた環境で生きる以外他が無くて。
 こんな下んねぇ世界であっても、当然のように生きて結果を残すには努力しなくちゃいけなくて。苦痛を、辛さを、乗り越えなくちゃいけなくて。結果が出るまで時間がかかって。

 でもそれがもし物語の中であれば。
 或いはTRPGの中であれば。
 主人公たちは、自分達は、ヒーローで。
 世界を変える力があって、最後には基本的に勝利が約束されてて、地道なシーンはカットされてて。
 そりゃ物語の中に逃げたくもなるよ。
 夢の中に逃げたくもなるよ。
 こんな事言うと「本読んでゲームばっかりしてるから、そんな現実に向き合えない軟弱ものが出来上がるんだ」とかクソジジイ達は言いそうだけどね。
 ただそう言われても俺は鼻で笑い返してやるよ。
 あんた達が唯一だと信じ信奉している現代社会って、どんだけ大したモノなんだ?ってね。
 勿論色んな良い所もある。
 でも欺瞞に満ちたこの世を、分からないから、哀しいことが多すぎるからって感じる事をやめてしまったあんたらと違って、一つの世界観設定として客観的に見れる俺からしたら、固執する価値の無いもののように感じるんだよ。
 現実こそが至上だとか、思えないし思う気も起きないんだよ。
 現実逃避したくなる。目を背けたくなるようなくだらない世界観設定なんだよ。
 世の中の大人たちに、そして史上の哲学者たちに怒られるだろうけど、ぶっちゃけそんな事にも気付かずに一人前の社会人であることを誇っている人達は愚かだなって正直思うよね。分かってやってる人はズルいとは思うけどうまいと思うけど。因みに史上の哲学者たちに怒られるのは甘んじて受け入れるよ。常々自分を戒めるようにはしてるし。

 まぁ、本心ではこんな感じだ。
 実に世の中はくだらないし、大多数の社会人様を哀れだと思うし、選べるのであればこんな世界を選びたく無い。
 リアルなんてクソゲーだ。
 ただ現実問題俺自身にはこのゲームからログアウトすることは出来ないし、別の世界にログインすることも出来ない。
 厳密にはログアウトは出来るけど、別のマシな世界に行くことは出来ない。
 どう足掻いてもこの歪な世界観の中で生きていくしかないし、セーブ&ロードも出来ないし、攻略サイトも無いし、時間と労力かけても結果が出るか分からないし、残機もない。
 正直やってられるかこんなクソゲーと投げ捨てる人が居ても正しい判断だとも思えるくらいに、くだらないと思う。

 ただそれでも、それでも選べないのであれば、このクソゲーの中でもやり残したことがあるから俺はまだ死ねない。
 やり残したことがあるから、なんとか攻略していくしかない。
 内心苦虫を噛み潰しながらも、世間様に愛想笑いをすることになってでも、まだ終われない。
 このまま負けたまま、俺がおかしいと嘲笑されたまま死にたくない。
 くだらない世間様の評価なんてどうでもいい。
 たった数人で良い。本当に大切な人に惜しい人を亡くしたって言って貰えることを成し遂げ、関係性を作り上げてから死にたい。
 格好良く生きたい。
 死んで陰で笑われる善人になんてなりたくない。
 死んで本気で泣いて貰えるヒールになってやる。

 そのために、このクソゲーをどうやって攻略していくかはまだ定まっては居ない。
 ただともかく、こんな現実から目を逸らしたいと逃げてしまう自分を責めず、そりゃそうだと前提において道を模索していく必要はあるだろうなと思っている。

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