反社、或いは思想犯

 最近、わりと悩んでいるというかどう対応すべきか迷っていることがある。
 それは俺自身が「反社、或いは思想犯として見做されないか」である。

 いや待って、弁明させて欲しい。
 当然というかなんというか、俺は別に暴力団の一員では決してないし、社会主義の強硬派だったりはしない。ヤンキーを見ただけで目を逸らす臆病者だし、むしろ社会主義に関しては警戒心しかない。
 そういう一般的(?)というか通説というか、そういう意味のそれらでは決してない。誓って、ない。

 ただ、そうだな。なんというか、色々考え抜いて常識から逸脱していった結果、そこそこ極端で反体制的な思想であるのは否めないのだ。

・現在の政府に対する不信感というか、無期待感
・「働く=生活の糧を得るために絶対必要なもの=国民の義務」への嘲笑
・経済&科学至上主義・信奉への嘲笑
・結婚&出産して当たり前、への嘲笑
・誰もが平等で、誰もが頑張れば幸せになれる、への嘲笑
・社会的に共通の善悪がある、への嘲笑

 なんかこう書き連ねてみると、まぁそう思ってる人もそれなりにいるよねという程度のものしかない気もする。
 ただなんというか、多くの人が「○○なんておかしい!」って不満を持ち抗議の意を示している中で、「○○なんて前時代的な考えでしかない。まぁそんな古い世代が消えるまで社会は変わらんだろうがなw」ってのが本心なのである。
 正直に言おう。俺の方が先進的、或いは新時代的であり、世の中の普通なんて大きく世の中が変わっているこの現在において50年とか前の、前時代的なものだと嘲笑っている、というのが本心のところだ。

 無論、そう思っていたところで普段はそれをわざわざ表に出さないし、出す人も選ぶ。無意味に挑発しても損しかないしね。
 ただ今後の方針を考えるうえで、やはりこういった自身の考えを発信していくのはやりたいとは思っているのだ。それは自己顕示欲を満たしたいという意味もあるし、前時代的価値観に縛られている人を常識から解き放ちたいという思想的な意味もある。
 だがもし、その活動を進めていくとなると必然的に多くの批判を浴びることにはなるだろう。誰しも自分の信じている常識を否定されるのには過敏に反撃をするものだ。特に今現在要職に就いて金と権力を持てている世代が。
 俺自身は別にそれはいいのだ。覚悟しているし、正直言うとその世代に理解してもらえるとは期待していないので「はいはい、あなたたちの世代はそうでしたよねwww」程度にしか思わない。反論するだけ、相手するだけ無駄という無関心っぷりである。(そりゃある程度メンタルには来るだろうが

 ただいずれにせよ発信をしていく中で、あまり世間的に褒められた思想の持主でない、とレッテルを貼られる可能性は高い。
 そしてそうした思想を、無論やたらめったらに振りかざすつもりは無いが、隠さないどころか場所を選んで発信するつもりである。
 そうして最内翔という名が世間的には悪名となってしまったらどうしよう、一緒に活動させていただいてる皆様に迷惑をかけないだろうか、というのが、最近対処に迷っている点である。

 俺自身はいいのだ。むしろ望んで劇薬たらんとしている。
 ただ現在の常識人(笑)達から「反社」だの「思想犯」だの上から目線で避難してくる輩が出てくるのは想像に難くない。
 まぁ無名のヒキニートが何を心配しているんだって感じだが、一応影響力を得よう名を売ろうと目指しているので考えておくべきだろう。

 どうなんだろう、これは杞憂なのだろうか。
 一つ一つは上に挙げたように、Twitterでちらほら見かける程度のありふれた考え方のはずだ。
 ただこう思うのは俺のTwitterアカウントが引きこもりや鬱など、不満を持ちやすい層に偏っているからなのかもしれない。

 結局のところ分からないのだ、普通が。
 きっと"普通"を生きる人には俺の考え方は異質で異物で、否定し排除したいものに感じるに違いない。丁度俺自身が軽蔑し嘲笑しているのと同じように。
 今までの経験から"普通だったらこう考え行動する"というのは分かる。が、それは頭での字面だけのもので、実感として想像できない。
 その上、そうでなくても俺は自分自身が他人にどう思われているかだけは正しく認識出来ない。非常に悲観的に寄りやすいとは認識しているが、バランス感覚がぶっ壊れているのだ。

 いずれにせよ、自分の目指している方向が、ともすれば相手に迷惑をかけ、そして危険人物として遠ざけられる未来が恐ろしい。
 故に距離を取る。あまり深入りしないように。
 そう、ある意味では今まで通りだ。
 自分を信じれないから、相手を信用しない。信頼関係はいずれ崩れるものとして行動する。
 多分、この行動方針は生涯変わらないだろう。
 俺自身、この立ち回りは損をする部分もあるとはいえ自分のメンタルを守るために必要なことだと認識している。

 ちょっとまだまとまり切っていないのであまり分かりやすい文章では無かっただろうが、まぁそんな感じだ。
 うーん、立ち回りは難しい。

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