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言葉のバトン

人から貰って嬉しかった言葉や、読んでいて印象に残った言葉を書きとめるようにしている。

節目の時にかけてもらった言葉だけでなく、日常のふとした会話の中でもぐっとくる言葉に出会うことがある。特別に選んだ本ではなく、何気なく手にとった雑誌やフリーペーパーの中にも、心に沁みる一言がひそんでいる。その時の自分の状態によって言葉の受け取り方や印象は変わるものだから、忘れないように、大切にとってある。

そうやって集めた言葉の宝箱の中でそれは熟成し、わたしの一部になる。

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先日、友達にメッセージカードを書いた。宝箱の中からその人にふさわしい言葉を選ぶ。贅沢で幸せな時間だ。

とっておきの言葉を見つける。誰にも言わず、大事にしまっておいたメッセージ。

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今さら変わる必要はない。
今の自分をかき集めてみて組み合わせてみて、
何が出来上がるかを楽しんでください。

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信頼する先輩からもらった言葉。ずっと昔のことだ。
当時、わたしは人生を迷走中で(今もだけど)、そういう時はつい外へ外へと答えを求めがち。これは「自分自身を生きなさい」というメッセージだったと思っている。

変わるきっかけは外からの刺激かもしれない。でも、喜びも悲しみも、痛みも気持ちよさも、生きる目的やそれに伴う悩み、そしてその答えさえも、ほとんどが自分の中にある。それを見ずして、あるいは目を背けていたら、どこにもいけない。

何年経っても色あせず、何度でも心を刺激してくる言葉。なんて過不足がないんだろう。いまこのノートを書きながら、改めて噛みしめる。

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ちなみに。。。そのメッセージカード、酔っていて渡し損ねた。。。
もしかしたら、その友達に渡すタイミングではなかったのかもしれないね。

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