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カラッポの40代

この年になって飲み歩いていると、自分より年下の方とカウンターで一緒になる機会が自然と多くなる。きらきらしている彼らと話していると、学ぶことや気づかされることがたくさんあって、本当に楽しい。

あみさんは、どんな20代(/30代)を過ごしてきたんですか?

そんな質問を受けることもしばしば。
緒先輩方からしたら、まだまだひよっこだろうけど、そんな質問にはこう答えている。

『20代は貯蓄して、30代はそれで食いつないできたんだよ。』
(すみません、語彙が貧弱で)

お金の話ではない。もちろん、金銭的なことも含めてだけど、経験も人とのつながりも仕事も、20代のときにがむしゃらに頑張った。その恩恵を食べて、30代を過ごしてきたと感じているのだ。

美味しいお店での食事も、今じゃとてもできないようなハードな仕事も、危なっかしい恋愛も、ここには書けないようなことも、なんでもやった。

逆に30代は怠惰な10年だったなぁ。環境の変化もあり、いろんな言い訳をしながら、貯めたものを食いつぶしてきた。生きながらえてきた、と言った方がいいかな。

そして今、とても空っぽな自分がいる。何かを捨てたりしたわけでもなく、ただ、カラッポだなぁと感じるのだ。

だからこそ、今度はどんなことで自分を満たしていこうかと、いつもワクワクしている。吸収力は20代の時と同じようにはいかないかもしれないけれど、そんなの気にしていられないもんね。

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そういえば、小学生のころ「ガラスの10代」という曲が流行ったなぁ。ふと、そんなことを思い出しながら、とりとめのない投稿。

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