チームのサポーターとして
(最初に、今回は2つ目の記事にしてはかなり重め、人それぞれの考え方があるような話になるのですが、喧嘩を売るような気持ちはなく、一個人のか考え方として読んでいただきたいです。)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
本題に入る前にまず、
丸橋選手J1通算300試合出場おめでとうございます!
ちなみに、私はセレッソサポではないですが、日本の1番上、トップのフィールドで300もの試合を積み重ねてきたこと、1人のサッカー好きとして本当に尊敬しかありません。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
しかし、そんな素晴らしい記録、それを祝ったチーム公式のツイートのリプライの欄、そこに私は大きな疑問を持った。
「あれ、本当にセレッソサポーターのコメント??」
そこでは丸橋選手を素直に祝うコメントもある中で、サポーターではなく正直に言ってアンチとしか思えないコメントが大半を占めているのである。
私自身サッカーや野球など好きなスポーツチームの試合を観戦し、応援してきた中で、チームや選手に不満を持ち文句を言いたくなった経験があるため、アンチのようなコメントした方々の「感情」はわからなくはない。
しかし、その「行動」に関しては疑問を持たざるを得なかった。
なぜなら、あくまで私個人の考えになるが、他人が達成した誇れるような記録は大きかろうが小さかろうが、まずは「すごい」「おめでとう」と伝えたいと感じると思うからだ。ましてそれが応援している人、チームならなおさらそのように感じないわけがないと思う。
また、あのようなお祝いのツイートにその人の批判をするようなリプライを送るのは、言い方はきつくなるが、人の幸せな空間をぶち壊すようなものとほぼ同じだと感じたからというのもある。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
私も不満の感情を持っている側で人のことを言えた義理ではない。そして、批判する人を制止する権利は誰にもなく、持っている感情も止められない。ただ、人の行動に対する不満を公の場に出す前に考えてほしいことがある。
それは、自分が相手と同じ状況を経験したことがあるのかということ。
私は普段サッカーに関するツイートをすることが多いが、選手のプレーに対する不満はおそらくツイートしたことがない。それは、日本トップクラスの舞台でプレーしている選手たちの難しさ、プレッシャーがわからないからだ。
口で言うのは簡単、でも実際にその舞台に立ったことがない人はその難しさを知らず、あくまで想像することしかできないだろう。
今回の丸橋選手でいうと、Jリーグの1チームあたりの年間試合数は34試合、すなわち8年以上はJ1という日本で1番のリーグでプレーしなければ、300試合出場は達成できない。
実際、上の図のように丸橋選手は今年でプロ通算12年目、そのうち2年はJ2でプレーしているため10年かけて300試合出場を達成している。
また、試合とは別に日々のトレーニングもしているはずだ。そこで結果を残しているからこそ試合に出るチャンスを得てきたのだろう。
これは、元ヴィッセル神戸の那須大亮さんがプロのユースの練習に参加した動画だが、正直これでもかなりきつそうだった。プロはこういったきついトレーニングばかりではないと思うが、この動画で見ることのできる厳しさ以上のトレーニングをしているはずだ。
それを潜り抜け、試合に出ている選手のプレーに不満は持っても、公の場で本人の目に触れるかもしれないところでそれを言うことはとてもではないが私はできない。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
元の話に戻るが、今回の丸橋選手の件、普段のプレーに不満はあっても300試合出場という記録、これは本当にすごいものだと思う。だからこそ、そういった記録を不満で染めるのは本当のサポーターといえるのだろうか。
「不満」とはその選手がどれだけいいプレーができるか知っているからこその感情だと思う。私は自分もそういう感情があるからこそ不満を示すなとは言えない。
だからこそ、まずは記録を称えること、そして持っている不満を、不満の形ではなく「次は~なプレー期待してます!」などの応援の形で示して欲しい。
それでこそチームを応援するサポーターの形ではないだろうか。