【4】リノベーションとリフォームとデザイナーズの違い
今回は、リノベーションとリフォームとデザイナーズの違いを自分たちなりにまとめてみます。
僕たちも、はじめはよくわかりませんでした。 明確な定義はなく、いろいろな捉え方があるようです。
デザイナーズ
デザイナーズ物件は少し前からよく見かけるようになりました。
月9のドラマでキムタクが住んでるようなそんなイメージのおしゃれ物件。
著名な建築家が設計していたり、そうでなくても設計にこだわりが散りばめられた物件になることが多いです。ガラス張りのお風呂や、螺旋階段、コンクリート打ちっ放しなどがそれです。
いずれも、設計者の意向が反映されるので、個性的な空間ではあるけれど、結局は既製品です。それに設計料やこだわりの材料などの影響で、賃料や売値が高いことが多いです。
リフォーム
古くなったものを新しいものに取り替えた部屋や、その行為自体を指すことが多いと思います。
基本的に、部屋の間取りを変得ることはありません。壁紙や床材の張り替えや、お風呂やトイレ、キッチンの入れ替えなどはリフォームにあたります。賃貸物件などの原状回復もこれに当たります。
人気番組の「ビフォア アフター」はリフォームの印象があると思いますが、あれはもはや建て替えです。最近の「ビフォア アフター」は完全にリフォームの域を脱しています。どちらかといえばリノベーションに近いかもしれませんね。
リノベーション
中古のマンションや、戸建てを躯体のみ残すように解体してから、思い通りに組み立て直すことを指すと思います。
間取りや、部屋の構造ごと作り直すので大規模な工事が必要となります。
また、個人の趣味嗜好を反映させることができるので、一つとして同じ部屋はありません。細部にまでこだわることができます。
リノベーションとリフォームの違い
・既存の建物に大規模な工事を行わず、新築のときと同等くらいの性能に巻き戻すのが「リフォーム」
・既存の建物に大規模な工事を行い、性能を新築の状態よりも向上させたり、価値を高めたりするのが「リノベーション」
ちなみに、「リノベーション済み物件」という言葉を鵜呑みにしてはいけませんよ。リノベーションの定義は様々なので、部屋を全面的に改装するものがリノベーションって意味の事もよくあるようです。
実際に「リノベーション済みマンション」とかいって売り出されている物件も、オシャレなキッチンを入れただけだったり、フローリングを張り替えただけだったりします。もちろん、そうでない物件もあります。なので、リノベーションという言葉だけで判断せず、自分の目で見て判断しましょう。
見ていくうちに自分の判断軸ができてくるので、たくさんのリノベ物件の情報に触れることをお勧めします!