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自分の投資スタイル

 簿記とかFPとかお金絡みの勉強をしていると自然と株式などに興味を持つのようになったので、働き出して収入が安定しはじめた3年ほど前から株式等の投資をするようになりました。
 コロナ前で普通に職場に行って仕事している間はチャートなどをじっくり見る余裕なんてなかったので、基本的に「ほったらかし投資」のようなスタンスをとっていましたが
今はテレワークになってチャートをしっかりと見る余裕ができたので、これまで以上に株式等に向き合っています。
 それでも基本的には「ほったらかし」というスタンスは変わらないですが、今の時期は良い機会だと思うので
じっくりと向き合いつつも自分軸がブレないようにするために、自分が投資している対象とそのスタンスとかを改めて確認がてらnoteにまとめようと思います。
 投資とか興味あるな。とか、ちょっとやり始めているよ。という人にも、ちょっとでも参考にすることができればなって思ってます。

基本スタイル
 先ほども少し触れましたが、基本的に「ほったらかし」です。もう少しいうと「小型株(1,000円程度以内の株)」を「中長期保有(1~3年)」です。
 デイトレーダーなどの短期で利益を獲得するには常にチャートに張り付いてないといけないですので、専業の人相手には勝ち目がありません。
 大型株(1株数千円以上する株式)は誰もが知っているような有名な企業の株式等がほとんどですが、名前が有名だからという理由だけで買われてたりすることが多い(特に外国人投資家などがよく買う)ことから割高感があります。
 なにより、100株単位で買う必要があるので必要資金が1銘柄で数十万円という高額になってしまうため、なかなか手が出しにくいというのが正直なところです。
 なので、普通のサラリーマンが余剰資金で投資するには「デイトレーダーと直接対決しない投資」、「外国人や機関投資家の狙いから外れている場所に投資」をするのが最適ではないかというのが自分の持論です。
 デイトレーダーは短期の値動きで利益を獲得します。ということは値動きの激しい銘柄(よく取引されている銘柄)は避けた方が無難だとは思っています。ただ、短期的にみると値動きが激しくても、長期的に見ると一定の額で収束する銘柄も多いです。そういう長期で見ると値動きが安定しているところに投資をしてリスクを抑えつつリターンを獲得しようとしています。そのためには中長期で保有する必要があると考えています。
 機関投資家も外国人株主同様にある程度の時価総額になっている企業でないと興味を示さないです。小さいところに投資してリターンを得たとしても、インパクトが無いからです。100円の株価が倍になって200円になっても100円の利益にしかなりません。100円の利益なら大型株に投資して僅かな値動きを狙う方がよっぽど簡単です。
 でも機関投資家にとっては僅かなお金でも、サラリーマンの自分にとっては結構な額になります。そういうところを狙うとなると、やはり小型株になってきます。

具体的な投資先は?
 
じゃあ具体的にどこに投資しているの?というお話ですが、自分は
・日本株
・米国株
・投資信託
・金(Gold)
・FX(積立)
に投資しています。

①日本株
 やはり自分の国の株式に投資するのが第一歩なのかなって思っています。
情報も手に入れやすいですし、イメージもしやすいです。
 値上がりによる利益を狙うもよし。配当を狙うもよし。最近話題の株主優待を狙うもよし。個人的には投資スタイルのやり方が沢山あるので、楽しい投資先かなって思っています。
 自分は基本的なスタンスに加えて株主優待に結構重きを置いています。各企業が個性的な物をくれるので、毎年優待のシーズンになると「今年は何貰えるかな~」って楽しみになっている自分がいます。
 毎年歯磨き粉と味噌を優待品としてくれる企業のおかげで、ここ数年歯磨き粉と味噌は自分で買いに行ってなかったりもするので地味に家庭にも優しい存在だったりします。
 あとはその企業の特長をよく知るきっかけにもなりますしね。そういう狙いもあるんだと思います。

②米国株
 ここ1年以内に始めました。なので投資額としてはまだ小さいです。
 魅力は何といっても配当ですね!!配当利回りは日本株の比ではないです。
なんやかんや言って世界一の経済規模を誇る国ですから、まだまだ可能性のある企業が沢山あるんですよね。
 投資して、配当もらって、再投資する…の連鎖を作って資産を大きくしたいなという思いもあります。

③投資信託
 とはいっても、個人での投資には限界があります。
 思うように利益が出せずに苦しむことも多いです。
 こういう時のために、ある程度はプロに任せることにしてます。
投資信託は自分が出資をして、その運用をプロの投資家(いわゆる「ファンド」)に任せることで、運用で得られた利益を還元してもらうというものです。
 最近は「積立NISA」というものができて、年40万円までの積立なら、運用益が非課税になるという優遇もあります。
 自分も「積立NISA」で年40万円積み立てて恩恵を受けています。投資全体の一定割合をプロに一任できるので、自分の投資が多少しくじっても大丈夫という心の余裕のようなものが生まれてます。
 だから日本株や米国株に自分の考えで好き勝手に投資をすることができているというところもあります。いきなり株式投資は難しいと思っている人は、まずは投資信託からスタートしてみてもいいかもしれません。毎月決まった額を積み立てるかたちで投資できるので、貯金感覚でいけます。
 保有している投資信託の値動きを毎日確認して、「なんで今日は上がったんだろ?下がったんだろ?」と考えるようになれば、日々の日経平均株価や経済のニュースをチェックするという習慣も生まれてくるようになれば、あなたも立派な投資家です。

④金(Gold)
 株式などのように値動きが比較的大きく、保有している時点では利益が確定しない資産を「危険資産」と言います。
 これに対して、比較的値動きが比較的安定していて収益率が変動しない資産を「安全資産」と言います。
 金はそれ自身に価値があり、会社や国が潰れて紙屑になったりすることもないので、安全資産のひとつと言われています。
(厳密には安全ではないという議論もありますが、ここでは割愛します。)
 一般的に株式が好調の時は、「今は株買った方が大きく利益が取れる」という思いから、株価上昇の局面では金の価格は下落します。(金を売って株を買うというイメージです。)
 株式が不調の時は、「今は株式を持つのは良くない」という思いが広がり、株価下落局面では金の価格は上昇します。(株を売って金を買います。)
 つまり、株式と金は理論上逆の値動きをするので、株式と金を両方保有していれば、どちらかの損失をどちらかの利益で打ち消すことができます。これを「リスクヘッジ」と言います。
 「有事の金」という言葉があるぐらいで、まさに今のコロナ情勢下では金が史上最高値をつける時期もあったほど、資金を安全に退避させる手段として使われています。
 自分もリスクヘッジのために金を保有しています。そこまで大きい額ではないですが。

⑤FX(積立)
 これはどちらかというと貯蓄寄りです。
 レバレッジ1倍でアメリカドルを毎月積立貯金して、スワップポイントをちまちま貰っています。
 それなら銀行でよくある外貨預金でもいいんじゃないの?って思われがちですが
銀行の外貨預金は為替手数料が高いし、金利も積立FXに比べると悪いです。あと、外貨預金は預金保険制度の対象外です。仮に銀行が破綻した場合は全額戻ってくる保証がありません。
 FX会社の場合は会社の資産と顧客の資産は明確に区分して管理しなければならないので、FX会社が破綻しても顧客の資産は全額戻ってきます。仮に分別管理義務違反などで顧客の資産がFX会社に使われて戻ってこない場合は投資者保護基金から戻ってきます。
 手数料の面、金利の面、保証の面から考えると銀行よりも明らかに有利なんですよね。
 FXと聞くと資金が溶ける怖いものと思うかもしれませんが、それは自分が入金しているお金以上の通貨を動かそうとしている(レバレッジをかけている)からです。
 レバレッジをかけない取引の場合は外貨に両替して保有しているのと同じになるので、リスクとしては外貨預金と同じになります。
 外貨を貯金感覚で持ってみたいなという方にお勧めです。

投資の比率は?
 今の時点の資産額によると、現金預金が5割、株が2割、投資信託が2割、FXと金が合わせて1割ぐらいのようです。
 よく「(100-自分の年齢)%が投資に回していい割合」とは言われていますが、そこは人それぞれかなって思います。
 20代初心者の状態で投資を始めていきなり資産の8割を投資に突っ込むのはなかなかリスキーです。とりあえず最初は少なく持って、年齢と経験を重ねた30代40代で全資産の6割程度を投資資産で保有できたらいいなって思っています。
 あと、そもそも働き出して年数が短かったり、貯蓄が全然ないという人は、失業や病気やけがで働けなくなった時の生活資金を確保するのが最優先です。
 まずは現金預金を半年生活していけるぐらいの貯金を確保してから投資を始めるべきです。金利のいいネット銀行の定期預金にでも入れておいてください。生活資金は絶対に投資しないでください。マジで後悔しますよ……(一時期手出して大変なことになった)

そんな感じで自分は投資しています。
考え方やスタイルは本当に人それぞれなので、ある程度イメージを持ったら実践あるのみだと思います。
自分も色々試しながら、あーでもないこーでもないという感じで今もやっています。
やってみたいという思いが少しでもある人は習うより慣れろという思いで、ぜひ飛び込んでみてください。
ただし、投資は自己責任で。

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