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その言葉を信用しなくていいときもある

私は時々「ママさん、ママさん、
お元気ですか?お元気ですよ♪ 
よいっしょよいっしょ
踊りましょ」
などと節をつけながら声をかける

まあ私もふざけているけど、
大体は一緒に変顔しながら踊ってくれる

けれど10回に一回くらい
「きもちわる」
とか言ってくる

だから
「誰が可愛いねーん、私か」と返すようにしている

10回に一回
ハグしにいくと
「くさっつ」と
言ってくるので
「誰がいい匂いやねん、私か」と返すようにしている

そして母の体を拭いている時
「気持ちよかったわー」というので
「誰のおかげ?」
「あんた」と言わすこともある。
5回に一回は「私(母自身)」
といってくるのでずこっとコケておく

認知症の人はうまく言葉がでなかったり
考えがまとまらなかったり
それをうまく言葉で伝えれなかったりするので
本心ではなく傷つくことを言ったりする
全然そう思ってないのに浮かんできた言葉しか言えない時も多い

(本当に臭いのかもしれないけれど笑)

嫌だと大声で怒るのも今起きた行動に怒るだけで
相手を嫌いでもなんでもない

だから認知症の本心を読まずに
言葉だけを真に受ける必要はないと思う

昔からそういうことを言ってくる人だったとしても
脳のせいにしておく
いや実際脳のせいだから
それこそ良い言葉だけをもらっておけばいい

お金を盗んだといわれようが
臭いといわれようが(笑)

それが疲れない介護の秘訣  だと思う。


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