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スピリチュアルで謎解く!(ピラミッドの合図)Vol.9

【あらすじ】
これは、ピラミッドに隠された真実を解き明かす試みを描く連載小説風の体験記です。
前回の記事(ピラミッドの暗号X=10)では、私はこれまでに「1から9」までの「数字の原形」を発見していましたが、そこに二桁の数字である「10」の原形が加わったことをお伝えしました。
そして、そのキッカケになったのが「ローマ数字」でした。
今回は、その発見が再び重要な役割を果たします。
新たに手に入れた「ローマ数字」という視点によって、私は、これまで見落としていた「ある大きな秘密」に気づき始めます。
実は、前回の発見は、私の探求の始まりに過ぎなかったのです。
そこに隠されていた秘密とは何なのか。
今回もまたスピリチュアルなヒラメキで、ピラミッドの真実を証明する道へと私を導いてくれるのでしょうか。
ぜひ私と一緒にこの未知なる真実の旅に参加してみて下さい。



【 特 典 】
今回の記事は一部有料にはなりますが、【特典】として、このストーリーの下書きとなった、【 「ある大きな秘密」を謎解いた作図(PDFファイル)】も公開することにしました。
記事の最後に、その「リンク先」と「キーワード」を添付しておきます。
そして、もう一度「今回の話」をこの『ファイル』に照らし合わせてお読みいただくことで、より深く内容を理解することができると思います。

※ 特典の「PDFファイル」は期間限定の公開とさせていただく予定です。
告知なく掲載を終了する可能性もありますのでご了承ください。


親愛なる友へ
前回の手紙では、私が探求していたピラミッドの秘密ついて、大きな進展があったことをお伝えしました。
それは、これまでに発見した「1から9までの数字の原形」に「10」という想定外の数字が加わったことでした。
これは、私が一桁の数字だけが「原形」であると思い込んでいた大前提が完全に崩れ去った瞬間でしたが、それは新たな解釈の道が開かれたことを意味していました。
この新たな発見は、私がこれまでに行ってきた「ピラミッドとその拡張形」の作図の奥深さを再認識するきっかけともなりました。
そして、この驚きの発見を私はいつもの手帳に記録しました。
今回の手紙では、この新たな発見がその後どんな展開をもたらしたのかをお伝えします。
私は、この「10」を表す原形にたどり着くためにはどんな「条件」が必要だったのかを見直してみようと考えたのです。
最初に気づいたのは、この「10」を表す形を描くための直線が、単純なピラミッドの理解だけでは見つけることができなかったという「条件」でした。
なぜなら、この「10」の形を描く直線の始点と終点は、ピラミッドの外側に存在していたからです。
これは、「ピラミッド」以外に、その「拡張形」の存在を知っていることが必要だったことを意味していました。
では、この「拡張形」を描くためには、どんな「条件」が必要だったのかということで、それは、その形を構成する直線を導き出す「計算式」でした。
さらに、この「計算式」を知るために何が必要だったのかということで、元のカタチである「ピラミッドを描く計算式」に辿り着きました。
そういえば、私がピラミッドに興味を持ったキッカケも、この「ピラミッドの計算式」でした。

さて、ここで新たな「条件」を加えさせていただきます。
これによって、ここまでの展開が大きく方向を変えることになるのですが、次回の手紙では、それが何だったのかをお伝えします。

あなたの友より


親愛なる友へ
前回の手紙では、私が「10の原形」に至った過程について振り返ってみました。
しかし、前回の内容には、まだ明かしていない意外な「条件」がありました。
その「条件」とは、「私」のことでした。
ピラミッドの「計算式」からその拡張形を導き出し、「10の原形」に辿り着いたのは私でしたが、この「私」に与えられていた特徴が大きな条件として作用していたのです。
それは、「数学が得意ではない」という「条件」でした。
しかし、ピラミッドの謎を解くためには、この条件が逆に利点となったのです。
ピラミッドは、実は、非常にシンプルな構造だったからです。
スピリチュアルなヒラメキで私が最初に理解したのは、この意外な事実(条件)でした。
複雑な方向ではなく、シンプルな方向に答えを探すことが、本質への近道であることを知ったのです。

そこで、私は「数学が得意ではない」という特徴を生かして、世に広く知れ渡りながら謎とされている「ピラミッドを表す式」を単純化してみようと考えました。
このシンプルな方向への答え探しが、私を新たな運命へと導く鍵になりました。
私は、まずその式を簡単な「図」として描いてみることにしました。
複雑な計算ではなく、直観的な「簡単なカタチ」にすることで、ピラミッドの本質に近づけるかもしれないと考えたのです。

このアプローチがどのような結果をもたらしたのか、その詳細については次回の手紙でお伝えします。

あなたの友より


親愛なる友へ
前回お伝えしたとおり、私は自分の特徴を利用し、ピラミッドの謎に新たなアプローチを試みました。
複雑な計算を避け、まずはピラミッドの「単純な立体図」を描くことから始めたのです。
まず最初に、輪郭線だけのピラミッドを立体的なスケッチ風に描いてみました。
そして、その頂点の上に「高さ」と同じ長さの垂直線を加えました。
その2倍になった「高さ」の頂点から、ピラミッドの底面までの垂直な線分を「赤ペン」で上書きし、分かりやすくしました。
同じ目的で、ピラミッドの底面を構成する4本の「底辺」は「青ペン」で分かりやすくしてみました。

「ピラミッドを表す式」によると、この「2本の赤線」を直径として形成される円周の長さは、「4本の青線」の長さに等しいとされています。
しかし、この表現に頭を悩ませた私は、よりシンプルな方法でこの関係を表現できないかと考えました。

その結果、「2本の赤線」と「4本の青線」という関係は、それが、「1本の赤線」と「2本の青線」という関係に約分できることに気づきました。
この関係を理解した私は、これを応用すれば、「1本の青線」は「円周の半分の長さ」、つまり、「1本の赤線」の(π/2)倍になることに気づいたのです。
しかし、この関係を理解しても新たなイメージは浮かびませんでした。

そこで、「数学が得意ではない私」が次に取った行動は、これまでの展開をさらに「シンプルな図」として描き直すことでした。
数学の計算式や理論ではなく、「図」を描くことで再認識できないかと考えたのです。
私は、この新たな試みによって、これまで探して求めてきた「古代都市の設計図に関する秘密」を解くカギに気づくことになるのですが、その驚愕の事実について、次回の手紙で詳しくお伝えします。

あなたの友より


親愛なる友へ
前回お伝えした「シンプルな図」について、私は、以下のような手順で行ってみました。
まず最初に、ピラミッドの底面の一辺を「一本の青線」で水平に描き、・・・

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