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僕が転職した理由と経緯②

品川プリンスホテル

小坂さんとの待ち合わせは品川プリンスホテル。
田舎者の僕からすると、FNS感謝祭やってるイメージ。恥をかかないようにと、一番いいスーツを着込んで1時間前に到着。土産には新潟の地酒。

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ドキドキして待っていると、現れた小坂さんは、白のVネックカットソーに青い短パン、そしてサンダル。
品川プリンスホテルに!!

面食らいながらもお礼を伝え、お酒渡すと
「こういうのがもうイケてない。GNPと一緒じゃん」
服装と合わせて早々にダブルパンチを食らいました。
※GNP=義理、人情、プレゼント

ただ食らってばかりではお時間を頂いているのにもったいないと、準備してきた7つの質問をぶつけました。

①お客様をもっとよくするために何ができるか
②プルデンシャル時代、どんなことを考えて営業していたか
③1社専属の未来はどうなるか
④報酬を上げたい、どう営業すればいいか
⑤業界全体は、今後どうなっていくのか
⑥紹介の無限連鎖は可能か
⑦売れなかった人がなぜFJで売上が上がるようになったのか

(改めて振り返ってみると、「私が御社に入社する理由を教えてください」って質問になってますね。笑)

小坂さんは、そのすべてに明確で合理的で圧倒的に顧客志向の回答を持っていました。そして、溢れんばかりのパッションとパワーでそれを伝えてくれました。

中でも印象的だったのは、ラーメン屋を繁盛させるときに必要なものは何かという質問。
僕は「集客」と答えた瞬間ハッとしました。

違う、と。思考がそうなってしまっていた、と。

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言うまでもなく、一番大切なのは「味」。逆の立場になれば、わかる。
味がそこそこでも集客力があるラーメン屋より、味が一流で品質によって集客できるラーメン屋の方が、本当の意味で多くの人を幸せにできるはず。

大切なことを見失っていました。

また「岩切さんは良く思ってもらおうと思いすぎて、自信がなくなっている」とも言われました。思考のクセを見抜かれて痛いところを突かれたと同時に「こういうの待ってたぜえええ!」とワクワクしました。
なぜならこれまでの経験で、そんな痛い内面の指摘の後に、奮起して成功したことが複数回あったたから。

約2時間でしたが、ギュギュっと時間が圧縮され、その中で雷に打たれた感じでした。(実際に翌日39度の熱を出して寝込みました)

ただ、面談が終わった後には転職を決意していたのでした。

妻への報告と大川さん

新潟に帰って妻に転職したいと伝えると、反対されました。住宅ローンあるし、育休中だし、娘はまだ小さいし、当然です。
何より妻が心配していたのが、これまでのお客様のこと。
お金のことよりも「嘘ついてしまうことにならない?」ってことが妻にとって一番の心配だったのは、密かに嬉しかったです。仕事をそれだけ本気でやっていたことが伝わっていたってことが。

そんな状況を小坂さんに伝えると、長岡支社支社長大川さんを紹介してくれました。大川さんは業界20年以上のベテランで、僕と同じく専属から代理店に移った方。

ところで、これまで僕は代理店に対してアレルギーを持っていました。なぜなら、みんなコミッション(報酬)の話しかしないから。コミッションのためだけに仕事していない、という矜持があったので、もしそんな話だったら嫌だな、と。

大川さんと妻と三人で会うと、僕の不安は全くの杞憂でした。というか、一度も報酬の話しなかったんじゃないかな。逆に、一時的に収入落ちるけど大丈夫?って話はした記憶はあります。

面談が終わった後「FJの方が健ちゃんがやりたいことに合ってるんじゃない。私も働くから大丈夫だよ!」と妻に言ってもらって、転職することを決めました。

妻には本当に感謝です。

ただ、ワクワクだけでなく非常に不安も抱えながらの決断。それはある出来事で概ね払拭されるのでした。

続く。 (次が最終章です)

※画像は、末次ゆうさんから頂きました。

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