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サンディエゴの海軍航空博物館にあるF/18シミュレーターがぶっ飛んでる

フライトシューティングゲーム「エースコンバット7 」(バンダイナムコ)PS4版がVRに対応したことが一時話題になった。

戦闘機に搭乗して空中を飛び回るのを360度超リアルに体験できるのだ。
空を飛ぶ感覚を爽快に味わえるし、戦闘しなくてもVRモードでハンガーの中の戦闘機を上から下から舐め回すだけでも価値がある。

ただ一点、VRモード、それなりに酔う。

開発者の話だと、酔わないようにかなり緻密に設計してあるとのことだったけれど、ゲーム初心者の私の場合、簡単に機体の上下左右がわからなくなる空間式失調いわゆるバーティゴ(言ってみたかった!)に陥って、酔う。フライトを楽しみたいんだけど酔って気持ち悪いというジレンマ。

そんな満たされない欲求を抱えていた頃、たまたま旅行でサンフランシスコにいくことになった。かねてから、アメリカに行くことがあったら何としても足を運びたいと思っていた飛行機オタクポイントがある。そのひとつが、サンディエゴ海軍航空博物館。

日本では見ることのできない、F14トムキャット!(映画「トップガン」のやつ)などの実機が拝めるのだ。

そしてここからが本題だが、

行くまで知らなかったのだが、館内には戦闘機のフライトシミュレーターがあった。

このシュミレーターときたら、飛行機ファンだったら超絶歓喜する本格的な戦闘シミュレーションが体験できる上に、酔わない

VRでエスコンプレイするのと同じくらい、いやそれ以上に超リアルで迫力があって、しかもゲームの腕が必要ないですよ、という話である。

そうなんですよ。まじでこれもっと観光名所としてアピールしてもいいんじゃない?と思う。しかも確か7ドルくらいで乗れる(いやまて、その前に入館料が26ドルかかるんだった)。

ま、総合的にすばらしい!

そもそも海軍航空博物館ってなんぞやとね。
USS Midway Museumが正式名称のこの博物館、サンディエゴの海に浮かぶ空母ミッドウェーそのものが博物館になっていて、シミュレーターだけでなく(むしろこっちがおまけ)本物の空母の中を見学しながら、歴代のアメリカ海軍の飛行機を見たり、ツアーに参加したりできるミュージアムなのですな。

そんでまあ、甲板には日本では決して拝めない飛行機がジャラジャラ並んでて、機体によっては操縦席に座れたりもする。

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うっひょ!カッコいい!って、私は歓喜してたんだけどね、一緒に行った家族はまーったく興味なかったみたいで、めっちゃどうでもいいって顔してた。

そんでF/18のフライトシミュレーターですよ。

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スターツアーズ感。

平日だったからか、ちょい空いてるところまでスターツアーズっぽい。この空き具合みて「たいしたことないんだろな、7ドルだしな、まあいっか」って期待しないで搭乗。

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こんな感じの椅子が確か4シート×4列ならんでて前面に大きなスクリーンがある。やっぱりスターツアーズな。ヘッドフォンつけたりとせず、簡単なシートベルトがあったくらいで、特に自分で操縦桿握ったりするゲーム性もなく、ただ乗るだけだ。

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突如スクリーンに現れるブルーエンジェルズの図。え?戦闘シミュレーションじゃないの?

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と思ったら急に画面がかわって空母の甲板の上。ここから出撃するらしい。

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飛び上がった!僚機が見える。やっぱF/18 かっこいいな。

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急に無線が慌ただしくなっていきなりミサイル発射。え、爆撃?!いいの?目前の船をボコボコに撃ち始める。公共の施設でここまで生々しい戦闘を体験させるのね、、。

なんつうか、アメリカだなあ。爆撃した船は燃え上がって、炎と煙の中をすり抜ける。

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そうこうするうちに輸送機が現れて空中給油が開始される。ドローグがフワフワ揺れて、給油口にカチッとなるまで、ハラハラした。

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その後急降下して、またしても地上を無差別に爆撃したりしてるうちに突然天候がわるくなり、大雨と雷に打たれて機体が揺れる。この辺も結構ハラハラする。

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着艦する空母が見えて、無事帰艦。

こんな感じで5分超。内容盛り沢山だ。
特に爆撃シーンが凄い。こういうのをゲーム感覚で体験できちゃうのってどうなんだろう?と思いつつ、アメリカならありなんだろな、日本はありえないなと。いい体験だった。

そんなんでこのフライトシミュレーター、総合的に一度体験する価値あり。家族が退屈そうにしてなかったらもう一回乗りたかったな。