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届け、愛のメッセージ~プロとアマの違いと共通点

さくらの花と歌は似合う気がします。

満開手前の夏のような陽気の先日、
こちらを聴きに行きました。

伝える、伝わるって
やっぱりスキルじゃないんだろうな
とあらためて思ったので残しておきます。


伝えたいメッセージを届ける

高校の時、
それこそ基礎練習や個人練習は
当然のようにしていました。

それでも言葉を選ばずにいえば、

それは最低限で、
それを上回るなにかがあり
それでカバーしていたのだ。
と思います。

「それ」が多すぎました。

曲を通して伝えたいメッセージはなにか
聴きにきてくれる人たちにどのように届けるか
なにを自分達に感じさせ、どう感じて欲しいか

そのために「スキル」が必要で、
ただ歌がうまい とか
めちゃくちゃ音があってる とか
そういうんじゃないんですよね。

ある意味
プロなんだけど、
アマチュアのよさ、部活のよさって
それもあるんだろうな、と。

相手が期待しているものを超える

高校生の時は真面目なもので、
「全国大会●会出場」
「●年連続金賞」
みたいなものにとても責任を感じていました。

そして、例えば今回聴きに行った
地域のみなさんに聞いてもらえる比較的カジュアルな演奏会
のようなものでも、
そのマインドセットを持ち続けていました。

帽子のように
今は「伝統ある実績の歌声」の帽子、
今は「馴染みやすい曲を奏でる歌声」の帽子、
と、環境に合わせて被り直せたら
もっともっと楽しめたのかもしれないと、
いろいろ経験を積んで思うのです。

もしかしたら、
そのアイデンティティを持ちながらも
それを自由自在に着脱できること

それが、
プロとアマチュアの違いなのかもしれません。


しっかり受け取ったメッセージ

勝手に昔の自分を見ているような気持ちになりながら、さくらのナンバーを楽しみました。

当時の私と同じように、
きちんと聴くひとの期待に応えた演奏。

大人になったら、
もっと遊んで歌ってもよかったかな
とか
制服じゃなくてピンクの服とか着て歌ってもよかったかな 
とか
過去の自分たちを褒めながらそう思うときがくるのかもしれないな、と。

聴くひとにメッセージを届ける、
ということは
プロでもアマチュアでも部活でも同じこと。

さくらの美しいハーモニーから
しっかりメッセージを受け取ってきました。