見出し画像

私とコンテストと恋とスプライトとチョコレートとエッチと車と正義と麗しの王子

私にとっての書くことは恋そのもので、その恋をするのに必要不可欠なのが、スプライトとチョコレートとエッチと車と正義と、忘れてはならないのが麗しの王子である。

麗しの王子がいなければ、恋ができない。
麗しの王子がいなければ、エッチもできない。
車がなければ、麗しの王子に会いに行くこともできない。
麗しの王子は正義!
ビール飲んだら麗しの王子を迎えに行くこともできないから、飲むのはビールではなくスプライトだ。
そして、恋の媚薬、チョコレート。
コレがあれば、麗しの王子は私に恋に落ちてくれる。はず。

ここまで書いて、一体何を書きたいのかと思われた方々、本当にごめんなさい。
本日書きたいのは、コンテストに関してです。

noteには多くのコンテストがあります。
公的なものはもちろんのこと、ここ1年で私設賞と呼ばれるたくさんの企画が増え、優劣だけではない選ぶ側の「好き」で賞を決めるという、そんなものも増えてきました。

私も一度、選ぶ側に立ったことがあります。
私の「好き」を選ぶ企画。
選ぶことは大変なことです。直感で感じたこと、2度目を読んで感じたこと、3度目で感じたこと、そんな風に読んだ時々に感じる心の変化を楽しみながら、私自身も「好き」を選ぶことを楽しんできました。

note以外でも、今までたくさんのコンテストに参加してきました。
賞をいただき、アンソロジーではありますが、出版していただいたこともあります。

公的なコンテストの場合、何を求められているのか、相手の求めているものだったり、他の参加者の文章だったりを参考にしたり、研究したりした方が、より受賞に近づくのはわかってはいます。
だけど、それは度を過ぎると、私自身ではなくなってしまう。
どのコンテストでも、そのことは参加し続けるにあたって、自分との戦いでありました。
私は私であり、何者でもないから。
誰が書いた文章なのかわからないというような文章で挑戦したくはなかった。

公的なコンテストであっても、最終的に選ぶのが、人である以上、私はそこに少なからず「好き」という感情は絡むと思っています。
仲良しの「好き」とかではなく、文章の雰囲気だったり、言い回しだったりの「好き」です。

そもそも、コンテストにおける優劣ってなんですか?
選ばれたものって、たしかに素敵なものばかりだけど、選ばれなかったものって、決して「劣」ではないと思うんです。
ただ、選ぶ側の「好き」に触れなかっただけだと。
もちろん、テーマを度外視して参加している場合は問題外ですが、みなさん、参加するにあたり、テーマに悩み、真剣に向き合って言葉を綴っている。その時点でもう、「劣」と言われる作品なんてあり得ない。

あなたは、その綴った言葉を、誰に届けたいですか?

私は、審査員である方に届けるのではなく、読んでくださる読者さんに届けたい。
だって、審査員である方々は、そのコンテストに参加してる作品だから読んでくださっている。
だけど、読者さんは私の作品だから、読んでくださっている。

この時点で、私は読者さんに選ばれているのです。

もちろん、コンテストで選ばれたいという感情は強く持っています。こんな風に書いていても、やっぱり選ばれたいと思ってしまうし、選ばれなければ落ち込んでしまいます。

過去に受賞した作品たちに関しては、私はテーマ以外、一切コンテストに向けて寄せて書いてはいません。
書きたいものをただ書いた作品が選ばれてきました。

私が私らしい作品で、なにかに選ばれることの喜びを知っているから、私は私らしく挑戦し続けていきたいのです。

麗しの王子はあなたです。
あなたに恋をしているから、私はこれからもあなたへの想いを言葉にしていきます。
チョコレートをひとつ食べて、あなたへの想いに甘さを加え、スプライトではなくビールを飲んであなたを想い涙します。
迎えには行きません。あなたが迎えに来てください。南瓜の馬車ではなく、ベンツがいいですね。エッチは3度目のデート以降ですよ。2回は我慢してくださいね。
恋は正義です。だからずっと、この正義だけは永遠に守ります。

昔書いた作品で、「野獣時々、王子様!?」というものがあります。初めてコンテストで受賞した作品で、当時ケータイコミックになりました。今はもうないので、noteに再掲載しています。このケータイコミック賞というコンテストが開催される際、私はこの「野獣時々、王子様!?」をエントリーしました。ちなみに、このコンテストよりも1年も前に公開していた作品で、本来であれば新作で挑戦すべきなのがコンテスト。でも、私にはこの作品が選ばれることを心のどこかで感じていました。

名誉のために言っておきますが、デキレースではないし、事前に何かしらの打診があったわけでもありません。ただ、このコンテストに求められているのが、この作品だと自分の直感で悟ったのです。そしてその結果、私は受賞しました。

麗しの王子はきっと、すぐ近くでたったひとりの私を待っています。
野獣の顔をしているかもしれません。
私はここにいますからね。
早く選んでくれないと、他の人に選ばれちゃいますよ!? 後で「ちょっと待ったー!」って言っても、遅いかもしれませんからね!?


逆佐亭 裕らく師匠のこちらのnoteを私なりにリライトしてみました。


参加しています。


#100日間連続投稿マラソン に参加しています。
現在、52/100

2020.8.27

画像1



いつか自分の書いたものを、本にするのが夢です。その夢を叶えるために、サポートを循環したり、大切な人に会いに行く交通費にさせていただきます。