見出し画像

誰も私にはなれない、私は誰にもなれない。

落ち込んだ。すごくすごく落ち込んだ。
あきらとさん旗揚げのこの企画。

「声」がテーマ。そのテーマを見たとき、私が思いついたのは、フェチのお話だけだった。
だけど、集まった作品には様々な「声」があった。
物語として美しい「声」の存在もあれば、深く考えさせられる「声」もあった。
まだすべて読むことは出来てないけれど、かなりの数を読んだ。そして、読むたびに落ち込んだ。
「声」というテーマが深かった。あのお話しか思いつかなかった自分の想像力に落ち込んだ。

だけど、参加してよかったと思う。
小説に関しては、どの場所で描いても、落ち込むばかりだ。選ばれなくて落ち込むことは毎回のことだけれど、こんなにも読んで落ち込むことは、今までなかった。世界が深くて広くて、落ち込んだ。

でも、ひとつだけ。

私には誰もなれない。そして、私は誰にもなれないのだ。

私が今回公開したお話と違う内容を思いつき描いたとしても、そこには必ず私らしさが残るはずだし、やっぱりそうでありたいと思う。

落ち込んだ、すごく。だけどこの落ち込みがチカラになるのは確かだった。それは、今までの落ち込みとは、確実に違う落ち込みだったのだ。

いつか自分の書いたものを、本にするのが夢です。その夢を叶えるために、サポートを循環したり、大切な人に会いに行く交通費にさせていただきます。