巻き戻せない人生を生きる
この道は、どこまで続いているんだろう。
まっすぐに続く道を見ていたら、ふとそう思うことがある。
曲がり角も、分かれ道も見えない、ただまっすぐに続く道。
すくなくても、障害物などがあるようには見えない。
だけど、実際に歩いてみると、障害物はたくさんあるだろう。
ただ遠くからは見えないだけで。
誘惑してくるようなものも、心が挫けそうになるようなものも。
人生という名前の道を歩いている。
平坦に続いている道のように見えて、たとえ一本道であったとしても、たくさんの取捨選択をしながら、その道を歩いている。
立ち止まって休憩するのも選択。
細く舗装されていないような道を選ぶのも選択。
たとえば、自分が親の立場だったとしたら、我が子が歩くその道が安全で平坦な道であるように、願うだろう。
でもそれは、私たち大人が、人生という名前の道が、決して安全で平坦な道ばかりではないことを知っているからだ。
幸せは、辛さを知っているから噛みしめられる。
辛さは、幸せを知っているから乗り越えられる。
歩いていく。
どこまで続くかわからないこの道を、私は選んで歩いていく。
人生は、巻き戻せないけれど、何度だって歩く道を選ぶことはできるんだ。
明日を生きようと思っている限りは、ずっと。
こちらのnoteをリライトしました。
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2020.12.22
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