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真夜中に想うこと、明け方に願うこと

創作について考えるとき、それを深く深く追究していく場合と、さらっと導き出す場合があります。

現在、noteで盛り上がっている、#もの書き100問100答 。

私もこちらで答えさせていただきました。

100問はかなりのボリュームで、それらの問いに答えるにあたり、深く深く考えて導き出した答えと、さらっと導き出した答えがありました。

そのうちのひとつが、こちら。

38.自分の作品は五感(視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚)のどれに寄っている?
触覚。

この問いに対して、私が出した答えは、触覚でした。
深く深く悩んで出した答えではなかったので、いろいろな方に読んでもらったり、他の方の100問100答を読んだりして、改めて私自身がこの答えをさらりと導き出した理由を考えてみました。

物語を作るとき、いろいろな感覚が働きます。

見たものを、見たままに描写する。
聴こえてきたものを、聴いたままに描写する。
触れたものを、触れたままに描写する。
味わったものを、味わったままに描写する。
嗅いだものを、嗅いだままに描写する。

五感というくらいだから、どれもが大切な感覚。
だけど、私が物語を作る上で、もっとも大切にしたい感覚はなんなのか?

さらりと導き出した答えと同じで、もう一度深く考えて導き出した答えもまた、触覚でした。

視覚で感じたもの、聴覚で感じたもの、味覚で感じたもの、嗅覚で感じたもの。
私にとっては、それらのすべてが、心に触れるもの。だから、触覚を選んだんだなと思いました。
実際に、自分の手や肌で触れるだけの「触覚」ではなく、心で触れる「触覚」で、見たものを美しいと感じ、聴こえてきたものを心地よいと感じ、味わったものを美味しいと感じ、嗅いだものに落ち着きを感じる。それらすべてが、私にとっては心に触れる「触覚」でした。

そして、今回は私についての創作とは? という質問も、あらためて考えてみました。

私にとっての創作は、日々、大切な人へのラブレターを書きつづけること。
素直に書きたいと思うことを書く。伝えたいと思うことを書く。
それは、すべての人に届く必要なんてない。たったひとりの大切な人に届けばいい。
その想いでずっと書きつづけてきた私は、きっとこの先何度だって、あなたには届くことのないかもしれないラブレターを書きつづけていくと思う。

だからきっと、この答えも。

28.余命一週間と宣告されたら創作する?
1週間だからこそ、最後の恋の恋愛小説を書く。
たったひとりのあなたに捧ぐ、ラブレターのような小説を書くので、そのときはどなたか届けてください。

あなたに届けたい想いがある限りはずっと、書き続けると思う。
1週間しかないからこそ、それが本当に最後のラブレターになるから。
もう2度とこの想いがあなたに届かなかったとしても、あなたがいつか、すべての感覚で私を一瞬だけ感じて欲しい。

そういえば昔。
「love letter〜永遠に届かなくても」というタイトルの小説を書いたことがあります。

では問題です。
これはどんな内容の小説だったでしょう?

1.悲しい恋のお話
2.親子の絆のお話
3.切ない事件のお話


正解は、 、、 、、、

2022.7.1


いつか自分の書いたものを、本にするのが夢です。その夢を叶えるために、サポートを循環したり、大切な人に会いに行く交通費にさせていただきます。