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私のチャクラ体験記~覚醒して人生で大きく変わったこと

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■はじめに

このnoteは、私がチャクラが動き始めた実体験を綴るノンフィクションだ。
まず、チャクラとクンダリニーとは何かについて説明し、7つあるチャクラのそれぞれの働きも解説する。

これから書く一連の出来事が起きる前までは、私は霊的現象や不思議な話は人一倍好きだったが、自分でそのような体験をしたことは多くはなかった。

すべては、私が30歳になったこの年に始まったのだ。

ちなみに私は、テレビ・雑誌・Webメディアなどでおなじみの超常現象研究家であり、通常は特殊な能力をもった人々を研究する立場だが、自身にもそのような体験があるからこそ、そういう人々のことが他の人よりも理解できるというのがある。

■こういう人に特にお勧め

私の体験は、正直いってあまり軽い気持ちで読んでほしくはない。
読んで楽しくなるような読み物ではなく、非常に重い内容を含んでいる。

だが、突然に霊的資質に目覚めたり、いわゆる沖縄でいうところの「神ダーリィ」的な(巫病的な)状態に現在進行形でなっている方々には、多少は参考になるところもあるかもしれない。

例え私のように低い次元であっても、チャクラががいったん動き始めると、それこそ人生の一大事であり、人間性や人生のあり方が大きく変わってしまう。
そのような人々に少しでも私の経験が役に立てればと思って、拙攻を公開する次第だ。

■チャクラとは

まず、チャクラとは何かについて全く知らない人は、そもそもこのノートに関心を抱くことはないだろう。
なので、ここでゼロから 解説する必要はないだろうと考える。
ただし、ほとんど知識がない方もいるかもしれず、簡単に説明する。

チャクラ(chakra)とは、サンスクリット語で「車輪」を意味する。
ヨガをはじめとするインドの秘教的概念で、人体の背骨に沿って存在する7つの”霊的中枢”とされる。
あくまでも「霊的」な次元での存在であり、解剖学的に 身体のどこかに存在するわけではない。

だが、秘教的ヨガなどの修行を経た人々は、身体の内側の対応する位置に「光の輪が見える」と言われる。

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あるチャクラが覚醒すると、それに対応した才能や霊能力が発現し、人格的にも変化が生じる。

■「チャクラ」を世界に知らしめた人物

かつては、チャクラは密教ヨガなどで「一子相伝の秘密」とされ、その名称も一般に知られていなかった。

その概念を世界に広めるために貢献した人物は、2人いる。
その一人は、英国人のチャールズ・ウェブスター・レッドビーター(リードビーター)氏(Charles Webster Leadbeater、1854~1934)だ。

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ロシア人のヘレナ・ペトロ・ブラヴァツキー夫人が興した神秘主義団体である神智学協会の初期指導者だった。
氏はインドのグル(霊的導師)の下で霊的修行を積み、チャクラが目覚めたという。

もう一人は、かつて私が師と仰いだ、本山博氏(1925~2015)。

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ユネスコから世界の超心理学者10人に選定された著名な科学者で、すでに故人となられた。
神社の宮司でもあったが、若い頃からヨガに取り組み、最終的に7つのチャクラが高い次元(プルシャ)で全て覚醒したという。

本山氏は、身体における各チャクラの位置が漢方医学でいわれる「経絡」に対応することを発見した。
そして、該当箇所の気の流れを電気エネルギーとして測定するAMI(経絡臓器機能測定装置)を発明した。

『チャクラ・異次元への接点』(宗教心理出版)など数多くの著作で、自らの経験に基づきチャクラを霊的・科学的側面から考察している。
本山氏の研究により、それまで物理的次元でその存在を疑われたチャクラに科学の光が当てられ、世界中の学者が影響を受けた。

■「異次元への接点」

本山氏は、チャクラについて、こう語る。
「一言でいえば、身体と心を結ぶかけ橋、人間が人間以上の存在と係わりをもつ接点、異次元への接点であり、人間が人間以上のものへ進化発達してゆく為には、是非ともそれを眠りの状態から目覚めさせ、より高い次元で活動させねばならない」(『チャクラ』、C・W・リードビーター、本山博訳、平河出版社)

つまり、人間の魂を高次元へと進化させるために、チャクラの覚醒が欠かせないというのだ。

インドの伝統医学やヨガの世界では、人体は物理的身体である「粗大身」の他に、「微細身」(アストラル体)、「原因身」(コーザル体)という3つの要素で構成されている。
さらに、微細身は「アストラル次元」、原因身は「カラーナ次元」という物理的次元とは異なる次元に対応していて、人間は各次元に同時に存在するという。 

そして、チャクラには各次元でのエネルギーを変換する役割があり、それは本山氏曰く「異次元への接点」となり得るという。

■クンダリニーとは

クンダリニーとは、インドのヒンドゥーの伝統で、人体内に存在するとされる根源的な生命エネルギーを意味する。
宇宙に遍満する根源的エネルギーとされる「プラーナ」の、人体内における名称であり、シャクティ(クンダリニー・シャクティ)とも呼ばれる。
「クンダリーニ」、「クンダリニ」と表記されることもある。

あるチャクラが目覚めると、いちばん下のムーラダーラチャクラ(尾てい骨の近くの会陰)で眠っていたクンダリニーが目覚めて、背骨を沿って上昇していくといわれる。

■各チャクラの働き

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