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霊覚者・本山博先生に前世を霊視してもらった

■私・百瀬直也のこと

私は1956年に東京で生まれたが、10代前半の頃から不思議な現象に人一倍関心を持ち、超常現象や心霊現象を独自に「研究」していた。
そして、霊能者と呼ばれる人々に会いに行ったりもした。
そして現在も、超常現象研究家として研究・執筆を行っている。

このノートは、私が31歳の時に、並外れた霊能力をもつ本山博先生(故人)に前世を霊視してもらった時の実話だ。

■前世を知ることは容易ではない

私が霊能者などに過去生を教えてもらったと書くと、SNSなどで、「私も教えてもらいたい」という人が多い。
だが、実際はそう簡単には行かないことは、このノートを読んでいただければわかるだろう。

また、自分の前世・過去生を知ることは、「弊害」を伴うこともある。
また、知らされた後で、「そういうことはずっと知りたくなかった」と後悔するかもしれない。
人は誰でも、その輪廻転生の中で、良いことも悪いことも色々とやっている。
ずっと善行ばかりを行ってきたような聖人君子のような人は、誰もいない。

人はその過去の行いによって「カルマ」を作り出す。
それはプラスのカルマ、マイナスのカルマもある。

過去の自分のマイナスのカルマを知らされることによって、それに呼応する、あまり良くない出来事が生じる場合も少なくない。
なので、そのための「準備」が必要となってくる。

このように、自分の前世を知ることは、興味本位で行うことではない。
かなりの「覚悟」が必要となってくるのだ。

■「前世を知りたい」

1987年12月4日、金曜日。
31歳の時、SEとしてソフトウエア開発の仕事をしていた頃だった。
会社を休み、吉祥寺、井の頭公園に隣接する玉光神社で御神占を受けに行く。

御神占というのは、玉光神社の信徒や本山博先生が会長を努めるIARP の会員たちが、超能力者である本山博先生にお願いし、ご神前で神さまに悩み事などを聞いてもらうのだ。

だが、御神占というのは、簡単にやってもらえるわけではない。
玉光神社で宮司を努める本山博先生に前世をみてもらうのが目的だ。

■本山博先生

本山博先生(1925-2015)は、世界的な超心理学や気の科学的研究の大家である科学者として、知る人ぞ知る存在だった。
宗教超心理学研究所の所長、国際宗教超心理学会会長、他にも世界のいろいろな大学の客員教授・名誉教授といった肩書きをもち、世界各地で行われる超科学などのシンポジウムや講演でも呼ばれたりする人だ。

世界で超常現象を研究している人の中で、ドクター本山の名前を聞いたことがない人は、恐らく皆無だろう。
そのくらい、この世界では著名な存在となっている。
特にチャクラや気の科学的研究で知られるが、既に故人となられた。

御神占は、本山先生の研究の邪魔をしてはいけないということで、普通はよほど差し迫った悩み事がない限り、申し込むのは控えましょうという暗黙の約束事があった。

前生を見てもらうというのは、興味本位ではやってもらえず、ヨガの修行を続けるにあたって、自分の前生を知りカルマを知ることによって、行の助けにしようという目的で行うことなのだ。

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