中華丼焦がして、爪はブルー

「あらゆる感情は期待と現実のギャップによって生じるものだよ」と私の尊敬する人は言う。その通りだと思う。人は何に対しても見えない期待値を自分の中に設定してしまって、それを上回るから嬉しいし、下回るからがっかりしたり怒ったりする。大体はマイナスの方向に働いてしまうからどうしたら期待せずにいられるかをずうっと考えている今日この頃。


難しいよ、だって好きな人やすごくできる人は、自分にとってプラスの出来事を運んでくれることが圧倒的に多かったと感覚でわかっているからこそ次も斯くあれ、そしていつも斯くあれと期待してしまう。無意識に、好ましい人であればあるほど、それをやめられない。


勝手に期待されて勝手にがっかりされる方の身にもなれよ。haha




お節介で暇な人間しかいない愛すべき田舎で育った私はどうやら人にすごく気を遣う方の人間らしい。細やかな気遣い、心配り、深い共感、こういうのが強みでアイデンティティ。mbtiは高校生の時からずっとinfp。だろうね。


こういう人間だから、人付き合いをする上で

「え、私は前回こうしてあげたんだけど・・・」とか
「普通ここで一応ごめんって言わない?言わないのか・・・」とか
「気を遣ってこうしてるの気づかない?気づかないか・・・」とか

自分がするだろう言動と相手の言動に勝手にギャップを感じて落ち込んだりイライラしたりするなど、些細なレベルながらもしょっちゅうしている。


なまじ自分が周りよりこういう特性が強い、というのを認識したのが大分遅かったからタチが悪い。自分だからこう思いやすい、ではなく普通こうでしょ、で思考する正義感振りかざしモンスター。
普遍性は恐ろしく、自己の不理解はもっと恐ろしい。






天性のカッコつけで、相手にとって一番ありがたい自分でいたいと思ってしまうのも私の癖。だから「あなたがこうしてくれないなら私も」って自分を同じレベルに落とすことはどうしても難しい。




ということで、とにかく相手に期待しない期待しない、私だったらこうするっていいアイデアが溢れて止まらないのは相手が未熟だからではなくむしろ私が素晴らしいからだ〜hahaって言い聞かせながら、無意識に上めにセットされそうになる期待値をフラットに設定し直すようにしています。

まだまだ修練が必要です。






どうして、ダメだとわかっていても人に期待なんかしてしまうんだろうね。



丸くなっているうさぎに問う。


お前はいつ見ても想像以上に可愛くて、本当に期待をいい意味でしか裏切らないよね。








いっそのこと、みーんなうさぎになってしまえばいいのに。

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