桜が綺麗で、裸足でもいいくらいの夜です

恋はすごくパワフルな感情だねと思う。そんなの何百年も、いや下手したら何千年も前から擦り切れるほど言われてきただろうけど、私が本当の意味でそうだと実感したのはごく最近の話みたいだ。

恋はすごく理不尽で説明のつかない感情だねと思う。こうだから嬉しいとか、なにされたから悲しいとかよりももっと複雑で、矛盾や理解し難い価値観をたくさん孕んでて、とびきり取り扱いのむつかしい感情なんだと知った。



嫌いなとこもたくさんあるけど、それを上回るくらい好きで好きでたまらなくて、でもどこが好きなのかは全然うまく説明できない。無理やり言葉にしたら私の理想の男性像とはかけ離れていて余計わからなくなったりね。嫌いなところはちゃんと理由を説明できるんです、自分自身の嫌いなところと同じ部分が多いから行動原理がスケスケで、ダメな自分を映す鏡みたいでほんとに嫌だから。「欠点すら愛せる」とかよくいうけど、自分の嫌いなところを心から愛せはしない。今まで付き合った人たちはそんなことなくて、自分にはこれがあるけど貴方には明確にない、そういう人もいるのかってなんか受け止めるのが楽で、ああ欠点を愛すってこういうことかと思えてたんだけど。だから今は本当に純粋に恋してる気持ちのパワーだけで全てのマイナスをチャラにして、どころかプラスの方にドンドン値を伸ばしていくから自分でもびっくり。感心しています。

そう思える天真爛漫な私と、何よりそう思わせてくれたあなたに。




こんな夜だし、乾杯くらいしたい。







意味がわからないからこそ、言葉にならないからこそ、正体不明摩訶不思議だからこそ大事にしたいと思う。この歳にもなってまだわからないものなんて出会う方がきっと難しい。


あなたのことを全部解るのが先かしら
この気持ちの正体を解るのが先かしら


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