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2021年 私の世界の解像度を上げてくれたもの5選

「解像度が上がる」とは(個人意訳)
詳しく知覚し、それを理解すること。もの、人物、景色、考えなどを具体的かつクリアに捉えて、より多くの表現をもつ存在として認識すること。

どうやら二次元のアニメやを捉えるときに使う用語としてオタクが使い始めたらしいこの言葉。本来の意味とは違うことは百も承知だし、このニュアンスが伝わりにくい人ももちろんいると思うのですが、オタク気質な私はこの言葉をかなり気に入っています。言い換えるならば「クリアに捉える」「詳しく理解する」とかが適しているんですかね?(笑)

ということで今回は2021年に出会ったものの中で、自分の世界をよりクリアに、豊かにしてくれたものを5つまとめてみました。お正月で怠けたタイピングをリハビリするがてら、ゆるーっと書いてみましょうか

1,ブルーピリオド

これは2020年から知っていたものだけど、やっぱりこの漫画はすごいや。私は受験生じゃないし芸術に触れ合っている身でもないけど心にグサグサと刺さるし、「好きなことと向き合うこと」の尊さと苦しさの描写がリアルすぎてこっちまで苦しくなってくるんです。敢えて言うなら、感情に対する解像度を上げてくれた作品が正しいかな。喉のどこかにある小さな感情の栓を容赦なく抜いてきて、言葉と一緒にそれを溢れさせる。

ブルーピリオドは、大好きなのにちょっと読むことを躊躇ってしまうような、そんな漫画です。作者の山口つばさ先生に、一体どんな人生を送ってきたらこんなストーリーと言葉を紡げるのかぜひお聞きしたいところ…。

2,リベラルアーツ大学

「リベ大の両学長」
なんでもっと有名にならないんだろう…と思うくらい、世の中の人にその存在を知ってもらいたい方です。リベラルアーツ大学は大学ではなくYouTubeチャンネル。お金のこと、わたしが今年身につけた知識のほとんどはリベ大が取っ掛りな気がします。

やってみたいけどなんとなく怖い仮想通貨の話、副業の話、世界の名言や偉人、趣味や仕事との向き合い方まで、世の中を「最低限」歩きわたるには知らなくてもいいけど、「最大限」楽しむには必要な視座を身につけるきっかけをくれたチャンネルです。

3,気持ちを表すことばの辞典

タイトルの通り、感情を表現する言葉だけを集めた辞典です。私はブログを書く際に、商品の魅力を最大限に伝えたい!という想いからこの本を購入したのですが、読み物として単純におもしろいです。「そんな表現もありだな!」と胸がおどります。

2022年の目標は、この辞典に載っている言葉を日常的に使えるようにしていくことです。かなり文語的なものも多いので、全てとはいきませんがぜひ使ってみたいところ...。例えば大好きな推しの尊さを表現するボキャブラリーが増えたら、推しへの解像度がかなり高まるし、布教にも精が出ると思いませんか?(笑)語彙力が増えるって素敵なことです。

4,そういえばこれってなに?ノート

これは商品でもなんでもないのですが、私が2021年に作っていたノートです。「知っていそうで意外と知らないこと」「普段から使っているけど実は意味をよく知らないまま使っている言葉」「誰かに聞いたら恥ずかしいかもしれない常識」などなど、ふと思いついた疑問を書き留めておいて、その日の終わりに全部調べていました。

たとえば「ムック本ってなに?」「魑魅魍魎の意味」「神社とお寺の違い」「GAFAのAってなんだっけ」とか。勉強になるだけでなく、「思ったよりも身近で知らないことって多いな」ということへの気づきも得ることができました。この習慣がついたことで、自分の興味の宝箱を作ることができたのも嬉しいところです。今では150項目以上になりました!

5,解説チャンネル

最後はおまけ的なものです(笑)私はアニメや漫画、ゲーム実況などが大好きなのですが、最近のエンターテインメントは作り込みが尋常じゃないため、どうしても自分では理解できない考察要素のあるものが多いんです。たとえば「鬼滅の刃」「呪術廻戦」「リトルナイトメア」「バイオハザード」など...どれも最近有名になった作品ではないでしょうか?

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_PR TIMES より

このような「設定が細かい」作品を自分なりの視座や客観的な情報をもとに分析して解説しているYouTubeチャンネルを私は解説チャンネルと呼んでいるのですが、投稿者の方々の解説が分かりやすすぎる上に、作品への愛を込めて作っている動画ということもあり、見ていて非常に心地良いんです。「錆兎の考察チャンネル」さんや「上級騎士なるにい」さん、他にも沢山の解説者の方々、お世話になっております!(笑)好きな作品に込められた裏設定や背景を知ることでさらにその作品が好きになる、というのは解像度を上げることの大きな魅力ですよね。

「勉強をすると世界の解像度が上がる」

このツイートは、本当に言い得て妙だなと思っています。知識は自分の世界を彩ってくれる。素通りした建物は歴史的な建築物に変わったり、1枚の絵画はモネの描いた名画になったり。バラエティ番組で使われているBGMには実はクラシックが多かったり、エッジの効いたジョークの意味が分かったりすると本当に楽しい!ただ時間を流すのではなく、そこに情報をついて回すのは、世の中をもっと楽しむ方法として有効だな〜と思います。

もちろん教科書や小説で勉強をするのもいいけど、今日書いたもののように、勉強の手段はYouTubeだったり漫画だったり小説だったり色々ありますよね。一見娯楽に見えるかもしれないけど、日常に隠された知識を拾おうとするマインドさえあれば、どんなことをしていたって勉強にはなるんじゃないかなと思っちゃったりするんです。「勉強つまらない」とはもう言えないな(笑)

「勉強はいい企業に入るためにする」とか「テストでいい点をとるためにする」とか言っている場合じゃなく、自分の人生を最大限に豊かにするためにも日々知識は吸収していこう、そのアンテナを張っておこうと、この記事を書いていて改めて思う私でした。

あらあら、かしこー

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