できなくなったことは　悲しくないと思う

じいじワンコのこと

シニアワンコの家族さんが

できなくなった事が多くなった
悲しいわ

と　話してくる

できなくなって
ワンコたちは悲しいのだろうか
私たち生きてるものは
みーんな　歳をとるわけで
そうしたら
変わっていくわけで

ワンコたちは
悲しいと　思っているのかな？

悲しいと　思われてる事が
悲しいと　思っていると思う

うちのじいじワンコが
ねんねタイプ（寝たきりと言われてるやつ）
だから　散歩にいかない
ご飯も　私が食べさせてる

それが　嫌だと鳴く事はない

ねんねタイプになる前
だんだん忘れん坊になってきた頃
室内を歩いていて
ダイニングテーブルの下で椅子に挟まって迷子になり鳴いたり
ひっくり返ってしまって　動けなくなって鳴いたり
壁の角にぶつかって　転回できず
鳴いたりはしていた
それは　なんともならなくて
鳴いていたわけで

それも　できなくなって鳴いてる事と言われたら　そうなのかな

できなくなった事より
私は　できる事が増えて嬉しかったりしている

抱っこが嫌いなじいじワンコを
たくさん抱っこできる
台風になっても　散歩にいかないと
行けなかったのがオムツになったから
それはなくなった
ドアを開けっぱなしにしても
脱走はしない
ゴミ箱をあさる事もない
雷が鳴っても怖がらない
トリミングに行かなくて
自宅でシャンプーができる
（とにかく　シャンプーが嫌いで自宅でできるなんて夢のよう）

今は
大好きだったジャーキーの代わりに
茹でたお肉を食べている
ドッグフードではなく
完全手作りになった

若い頃は
食べてはいけない物が
多かったけど　
今は
食べれるならオッケーになっている

そして　
じいじワンコには
しなくて良くなった事が増えた
食べる前のお手などしなくても
ご飯が食べれる

お客様がきたら　リビングから
出なくてはいけないのが
今は
リビングがじいじワンコの部屋

ひとり留守番の時間も短くなった
（何かあったら嫌だから）

私は思う
できなくなったことより
しなくて良くなった事
できなくなった事は
しなくてもいい事

私もそうなるんだから
悲しいなんて　思いたくない
やったぜ！
バージョンアップだぜ！と
思う
そう！バージョンアップも悪くない！

今こんな気分！だ！