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ついに新しい通常を迎えるエリアが!

未だに非常事態下にあるスペインですが、外出制限緩和のフェーズ移行は着々と進んでいます。明日6月15日からは、マドリード、カスティーリャ・イ・レオンの4県、カタルーニャのバルセロナとリェイダ(Lleida)の一部はフェーズ2に残留しますが、私が暮らすバレンシアをはじめ大部分のエリアがフェーズ3になります。そして、ガリシアはいよいよNueva Normalidad(新しい通常)を迎えることになります!
明日からのフェーズマップはこちら↓

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* El Paísのニュースサイトより引用

6月22日の非常事態解除時に全てのエリアがNueva Normalidadを迎えられるとは思えませんが(今フェーズ2のところはさすがに無理でしょう)、おそらく多くのエリアがガリシアに続いてNueva Normalidadを迎えると思われます。バレンシアもそうなるといいのですが、どうでしょう?

さて、そんな明るいニュースはまだまだあります。まず、スポーツ界では今週水曜日の6月10日からサッカーのLiga Españolaが再開しました。無観客とはいえサッカーファンにとっては嬉しい出来事だったはず(私的にはどうでもいいけど)。そして、ずっと後回し感のあった子供たちの教育においても、9月からの学校の再開がようやく決定しました。

さらに、非常事態終了日の6月21日からはポルトガルを除くEU各国からの入国受け入れも再開します(ポルトガルは7月1日から)。また、フェーズ3の段階でありながら、バレアレス諸島(マヨルカ、イビサ、メノルカ、フォルメンテーラ)では、非常事態解除前である明日6月15日から旅行者の受け入れを開始するということで、既にドイツからの40便の運行が決まっているとのこと。
これで少しでも観光業が活気づけばいいとは思いますが、「まだスペインに行くなんて怖い」と思う人が多いのか、それとも「全然平気!」という感じで来てくれるのか、ここは蓋を開けてみないとわかりません。

私の肌感覚で言うと、フェーズ1の最初の1週間こそ手探り感が若干あったものの、次の週からは通常にかなり近い感じになり、その感覚がフェーズ2でも続いている感じがしています(フェーズが変わったからといって何かが変わった感じもしない)。もちろん、営業状態などは通常通りというわけではないですし、皆がマスクをしているというシュールな光景は異常でもあるのですが、全体的な人々の行動や感覚というのでしょうか、そういうものはだいぶ通常通りになっているという感じがしています。おそらく明日からフェーズ3になったからといってそれほど何かが変わることもないような気がします。ただ、ナイトアクティヴィティが再開するので、そのあたりには変化がありそうです。

そもそも、各フェーズごとの基準がどこまで守られているのかも疑問だし、基本、人々が一旦外に出たら止まらない、というのが現実であり、なんていうか、フェーズなんてあってないようなものという感じもしています。

ちなみに、昨日テレビのニュースでバルセロナのビーチの様子が映っていたのですが、フェーズ2を迎えた初めての週末ということで人々がこぞってビーチに出かけたため、ソーシャルディスタンスなんて全然お構いなしの、まさに密状態!といった状況でした。本来フェーズ2では30%の定員であるところ80%までいってしまったとのことで、その結果、バルセロナの4カ所のビーチを閉鎖をするという逆戻り状態に。。。また、シウタデラ公園でも若者たちが集まって集会(飲み会)をしている様子も映っていましたが、こちらもやはり密状態の模様。
バレンシアに関しては、ビーチや夜の街の様子などを実際に目にしていないのでわかりませんが、おそらく少なからず似たようなことは起きているのではないかと思っています。

とはいえ、人出が増えたり、それこそ各地でデモがあったりもするけれど、今のところ局所的にクラスターはあるものの、感染が爆発的に発生したりもしていないし、死亡者数も増えずに止まったままになっているので、だいぶ落ち着いてきているのも事実。あとは、EUからの観光客が入ってきてどうなるか?といったところでしょう。

年内にワクチン接種が可能になりそうだというニュースもありますが、本当はこのままウイルスの毒性が弱まってくれたらそれに越したことはないよね、というのが正直なところ。ひとまず、この夏に関しては少し安心して過ごせるのではないか?と勝手に思っている次第です。

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